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九代目もなぁ……

連載初回から読んでいた漫画が終了。そのまま続編に突入しているんですが、コミックスが出たので買ってきました。

この最後の場面というか、話のオチのつけかたを読んでいて、「あー、ボスもなあ……これを九代目にしてやればよかったのになぁ……九代目も、あそこで逃げないで、ちゃんと何を言いたいのか聞いてやればよかったのに……」としみじみと思いましたよ……。

「なんで嘘をついていたんだ」って聞けばよかった、「おまえを大切に思っている」って言えばよかった、「おまえに幸せになってほしかった」って言えばよかった、本当にそれだけだったんじゃないのかな。
それを言わないで逃げている九代目を糾弾したい気分が満々なんだけど、そうやって子供と全面的に愛の戦いを繰り広げるには覚悟が必要で、(つまりそれが親の責任と義務ってヤツだ)それはやっぱり、年取ってたりそれが初めてだったりすると、大変おそろしいものなんだろうな、ってのもわからないでもないので……。
子供と愛の戦いを繰り広げるには、やっぱり体力と気力がないと続けられないし、そのための原資である時間がないと、やっぱりそれは続けられないと思うんだよね……。
この場合の原資は「生まれた子供が無条件に可愛い!」って気持ちが持続する三年の間だったりするんだけどさ(笑)。(あの魔力は凄い!脳内麻薬がどっぱどっぱ出ていた快感って結構長いこと忘れられないもんなーwww)
九代目は愛を蓄えて育てることを怠ったんだよね…高齢だからこその諦めを持っていたんだろうけど、子供にそれを教えちゃいけないだろうよ……。
子供が親とちゃんと喧嘩したいって言ってるのに、それをしないで逃げちゃいかん。
「逃げちゃ駄目だ!」と九代目に言ってやりたい(笑)。

34歳のボスは九代目との関係はどうなったんだろうなぁ……ということを一年以上考えているんですが中々オチがつかないぜ! たぶんどっかで「ああ、この人もただの弱い人間に過ぎなかったんだ」って思えるところがあったんじゃないかとは思うんだけどね…。
ボスは九代目を許せたのかな…ということを考え始めるともうキリがないぜ!!
親子の確執って50年たっても60年たっても案外消えないもんだしなぁ…と、自分の親を見ているとしみじみ思うわけですが(笑)。
たとえ嫌が死んでも終わらないもんなぁ……。

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