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楽しくないことをするのが人生だ

ちょっと変なザンスク…というかどっかに入れるつもりだった話。
ボスがいつにもまして変な人と書いて変た…(ry)。
微妙にスカというかあれだ、異物挿入ネタでござる
たぶん30代中盤あたりの熟れ熟れ夫婦 -----------------------------------

こんなことをするのが好きだったとは意外だった。
今までこんなことをしたことがなかったから失念していた。違う、そうじゃない、違った。
入れるところはそこじゃなかったとはいえ、今までにさんざん、いろんなものを突っ込まれてきたことを忘れていたことをスクアーロは今頃、いまさら思い出した。
まさにいまさら、だ。
そこらじゅうに突っ込まれたりぶつけられた食べ物が、何を意味しているのかなんて、わかりっこなかった当時の自分を呪いたい。
ようやくそれを、素直に出来るようになったことを、もしかして喜ぶべきなのか?
というかこれ、笑うところじゃないのだろうか…?

そんなことを思うのにも、力がうまく、入らない。というより、怖くて体が動かせない。気持ちが悪いような、そうではない何かが生まれつつあるような、そんな感覚が生まれそうなのを忘れたい。
できるならば。


「全部入ったな」
「……ふ、う、……うっ、う……」
息を吐いていなければ、苦しくて辛すぎる。なんだこれ、なんでこんなことしてるんだ。
アンタにこんな趣味があったなんて知らなかったぜぇ、そういいたいのはやまやまだが、そんなことをいってしまっていっそう、酷いことをされるかもしれないと思うと体が震える。震えてしまってきゅうっと締め付けるといっそう嫌な気分になる。なんだか気持ち悪い。体が重い。

スクアーロが荒い息を吐く。たてた膝が崩れそうになる。ザンザスはその細い膝の裏に入れた手を離すつもりがないらしい。太ももを抱え込んだ指先は、足を離すつもりはないようだ。離してほしいような、そのままでいいような、どっちつかずの気持ちでいるのも困る。
「ヒクついてる」
「弄るなよぉ…!」
「そうか」
促されてそのまま、ザンザスは手を離す。掴んでいた膝の裏まで手離して、自由になった全裸の体を投げ出される。服を脱いだのはいつだっけ、だいぶ前だったはずだ。全部見てるし見られてると思ってたけど、まだ全然、知らないところがあったことに、いまさらながらにスクアーロは気がついた。
息を吐くスクアーロの、薄い腹の中で異物が存在を主張する。そんなことを楽しんでいるボスの気が知れない。まったく何が面白いんだ。……まぁ、こういうこと、したいって言えるようになったのは、たぶん、進歩なのかもしれない。そう思うしかない。というかそう思え、といわれたんだっけ。まぁそう思わなくても、仕方ない、と思う自分がどうかしている、とスクアーロは思う。何度目になるかわからない思考はエンドレス。
考えるのは性に合わない。けれども。
「起きろ」
「え」
珍しく手を引いて体を起こそうとするのは、別に気を使っているからではない。起き上がりたくないと渋るスクアーロの、細くみえる腕を取って、ザンザスがベッドからその体を起こさせる。

ザンザスは案外、こういう悪戯――というか、意地悪が好きだ。
前はガツガツと交じることばかり熱心で、その行為の前も後も、楽しむ余裕もゆとりもなかったけれど、最近、そう、三十を越えたあたりから、こういう悪い遊びをするようになった。毎日の行為に飽きたか、マンネリに感じるようになったのか、とも思うけれどもそういうわけではないらしい――ないだけにいっそう、イヤだなぁ、と思うけれども。
イヤな理由はわかっている。
自分が恥ずかしがったり、気持ちよくなったりするのを眺めているのが楽しいのだ。抱き寄せて近くで見るのではなく、少し離れたところでそれを見たいのだ。見せびらかしたいのかと思わないでもないが、さすがにこういうことは、あまり、他人のいるところでしようとは思わない、らしい。
―――比較的、ではあるが。

間抜けだと思うのは自分の格好がおかしいからだ。ザンザスはおかしいと思わないのだろうか。スクアーロはそう思って、目の前の男がまだ手を離さないのを不思議に思う。
「……そんで、どうするんだぁ? 俺はいつまで突っ込んでればいいんだぁ?」
「いつまでがいい?」
「今すぐ出したいぜぇ…腹に腸詰突っ込むとか、趣味悪ぃにもほどがあるぜぇ…」
「いい長さを探すのに苦労したんだ」
「そんなもん探すなよ!」
「よく暖めておけよ」
「正気かよ…」

いってる言葉のおかしさというか、とんでもなさに泣きたくなる。そんなことを言ってるくせに、とんでもないエロい顔して口元だけで笑う、この男は本当に悪い。
そんな悪い男に惚れている自分も終わってる。

そのうち自分から、アンタがほしいって言わせたいんだろう、ってことも、わかるだけに、なんかもう、いろいろ終わってる気がしてきた。
それを言いたいのか、言わせたいからこんなことしてるのか、それともただたんに楽しいからしてるのか、それとも――それとも、そうされることがイイんだって思われているのかもしれないのか、そんなことも――そのうちどうでも、よくなるんだけれども。

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「本気でそんなもん、食うなよ!」
「鮫の肉詰めも悪くねぇな。次はキャビアか」
「んなことしたら死ぬからやめろぉ…」
「ちゃんとSサイズを使ってやる」
「食い物を玩具にするなよ…」
「大丈夫だ、全部食ってやる」
「それもイヤだからやめろぉ…」


いろいろな人と各方面にすいません
意味がわからない人はそっと心にしまっておいてください

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