忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

毎年ながらクリスマス消滅のお知らせ

毎年ながらクリスマスなにそれおいしいの?
ですよねー!!

あっベルフェゴール誕生日おめでとう!!
十年後の記憶があるベルはジルが実は今も生きていることを知っているんだなぁ
幹部連中とわいわい誕生日祝われて楽しんでプレゼント奪いとって酒のんでケーキ食って
ふわふわしながら部屋に戻って寝る寸前くらいにちょっとだけ「あー、ジルも今日誕生日なのかぁ…」とか思い出して、子供の頃の大暗黒誕生日とかちょっと思い出して、でも寝る前に「おやすみ」って挨拶してくれた姐さんとか隊長とかマーモンのぷにぷにほっぺを思い出して、いい気分で眠ったりするのかなぁ~~wwと思うと和みます。
ジルはオルゲルドとコンビニのケーキで祝ってる…というイメージがどうしても離れないんだぜ……!!!

なんか話の大まかな展開を殴り書きした手帳の内容があまりにエキサイトしていて胸熱
どこの机でパソコン使っていても肩が痛くて仕方ないのはどういういうことなんだ!
運動不足だってことかい

拍手[3回]

PR

すばらしい師弟関係

よもやこの時期に骸&フランの師弟関係を公式で暴露されるとはなぁ~~!!!
予想以上にフランがやんちゃで凄い!! こんなやんちゃなガキンチョにやる気を起こさせす骸お父さんすげ~~!!!! さすが!14歳で家族を率いている男はちげーわ……えげつなくてステキ!!痺れる!!!これでこそ骸さんですな!!
ここで2チーム+コロネロがいるってことは家光チームは分散してるとは思えないので、ヴァリアーさんはシモンさんと再びやりあってるのかしら。
スクアーロ以下継承式に参加組はシモンの襲撃&島での血統に参加出来なかった恨みというか不満をここぞとばかりに晴らしているような気がしないでもない…炎真単独だったらクールに攻撃してそうだけど、ファミリー全員が来るとなると結構ガチで本気バトルになってそうだなぁ~~。Pちゃんとレヴィが当たるのもいいけどどうせなら姐さんと当たってほしいもんだ。レヴィだったらたぶん時計壊されるからな!!
ハイジたんと鮫さんが水VS氷でやるのはあんまり…だけど見てみたい気もするわぁ。
なんかシモンは誰かやられそうな気がする…絶対あそこは狙われると思うんだよねー。
次は来年発売なのでちょっとそこらへんを整理して考えたいと思います。なんかこう…もにょもにょするのう~~!!

八尾×九尾かと思ったナルト…>そこか! カカシ先生カッコイイぃいいい!!
銀さんが相変わらずの新年オールキャラの無理矢理感に感動wwwそこに杉さま出すのかよ!!!
ワンピはちょいちょい触手プレイを挟んでくるな…しらほしの繁殖相手はどーすんの!! つかどうやって繁殖すんの? あそこんちお母さんあのサイズじゃなかったよね…魚類だから体外受精なのかな…。

藍松先生の読み切りは毎度ながら乳と尻が素晴らしいです。いい尻だのう…(*゚∀゚)=3ハァハァ

拍手[2回]

太陽と月のあいだ・1

「ただいまぁん! みんな元気ぃ?」

 赤と緑に蛍光ピンクの三色のモヒカンに、金色のフェイクファーをあわせ、黒とベージュのツートンの上着の裾をひらりと翻して、素晴らしいウォーキングで七センチヒールが大理石の床を踏む。雌伏の八年の間、ほんの遊び心で数回、デザイナーズモデルとして舞台を踏んだこともあるオカマの、その足取りはまことに美しい。
 踵のヒールは普段はことりとも音をさせないが、今は帰宅を知らせるためにわざと、吹き抜けの天井に高らかな音を響かせている。
 奥から手前から次々と出てくる部下たちに、帰宅をねぎらわれる言葉をかけられながら、手にしたバックをそれに渡す。大ボンゴレの闇を背負う暗殺部隊ヴァリアーの幹部、ルッスーリアはあたりに注意を払いながら、シャンデリアの輝く玄関ホールを優雅に歩いていった。

(中略)

歩きながらコートの前をはだけ、マフラーを解く。壁の厚さが一メートル以上もあるアジトは、冬の近いこの季節になっても、それほど寒さを感じない。そのうち暖房を入れることになるだろうが、それまではまだ少し、猶予があるようだった。

「おっかえりー」

二階への階段の途中に、ふらっと金髪の王子が立っている。
年齢よりはずいぶん華奢に見える腕の中には虹の赤ん坊の一人、アルコバレーノのバイパー―マーモンを抱きしめている。
そのようすはぬいぐるみを抱いて親の帰りを待っている子供のように見えて、ルッスーリアは少しばかり感慨を覚えてしまう。
踊り場でたどり着くのを待っている殊勝さを含めても、どこか頼りなげな風情があった。
しかたないのかもしれない。
先ごろ急激に各人に強引に押し付けられた――と彼女は思っている――十年後の記憶では、王子の腕の中の赤ん坊は、その存在を亡くしていたのだ。
十年間の自分の記憶のあちこちに、赤ん坊を亡くして嘆き悲しむ王子の、ひそかな慟哭の痕跡が残っているのを、彼女も認めているのだから。

「あらベルちゃん珍しいわね。出迎えてくれるなんてうれしいわ」
「なんかおみやげとかねーの」
「何言ってるの、アンタだって一緒に日本に行ったでしょうに」
「だってスクアーロがとっとと帰っちまったじゃん。王子全然遊びに行ってねーんだもん、買い物する余裕なんかねーし」
「そうだったの?」
「空港で店覗くのがせいいっぱいだったんだぜー。ありえねーっての」
「それはそうねぇ…」

つい先日、十代目継承式が日本であった。
九代目守護者がわざわざ、ヴァリアーの本部にまで足を運んで出席を望んだ継承式だったが、彼等のボス、九代目のただ一人の息子――いまだ公式にはそうであるとされている――ザンザスは、それを完全に無視した。
名目上は争奪戦の傷がまだ完治しておらず、継承式で失礼をするからと答えれば、それを推してまで出席を求めることは、さすがの老獪な守護者たちにも出来なかったようだった。
そのかわりにと今度はヴァリアー幹部全員の出席を求められたのには参った。
各人、渋々それに応じはしたが、ボスを一人残し、全員が日本に赴くというのは、いくらなんでも危険が大き過ぎる。
しかも今はまだ、本当にボスが帯びた指輪戦での怪我が完治しておらず、その状態で一人暗部の城に彼を残すなど、普通だったら考えられないだろう。

結局、ルッスーリアとレヴィ・ア・タンが密かにイタリアに残ることになり、スクアーロとベルフェゴール、マーモンの三人で継承式に出席することになった――というあたりが落としどころだと言えた。

ボスであるザンザスが出席しないのであれば、副官であるスクアーロが代理で行かないわけにはいかない。
不足の二人を幻術で補うために、マーモンの出席も必須だ。
マーモン一人では行動に制限が出るとベルフェゴールが言い出し、結果的にこのメンツで日本に行くことになったのだ。

継承式は滞りなく始まったが、しかし式の中途で妨害が入って中止になった。かつて一世と共に創世のボンゴレを成したと主張する、シモンファミリーと言う集団が急襲してきたのだ。

その後彼らと十代目のファミリーが戦うことになったのだが、ヴァリアーも九代目の守護者もそれに関わることを、九代目直々に禁じられてしまった。
そうなるともう、スクアーロには日本に来た理由がなくなってしまう。
一刻も早く、ザンザスの元に帰りたくて仕方なくなってしまう。
今回の用向きは継承式に顔を出したことで果たしたし、これ以上自分が日本にいる理由はないだろう、とスクアーロは判断したらしい。

本国で暇と指輪戦の療養を兼ねていた残り二人の幹部に、代わりに日本で監視ついでに遊ばねぇかと話を持ち込んで了承されるとすぐに、スクアーロはとっとと空港に足を運んで帰国する段取りをつけてしまったのだ。
継承式のあと、少しは日本で遊べると思っていたベルフェゴールはぶうぶう文句を言っていたが、スクアーロはそんな言葉に一切耳を貸さず、矢のようにイタリアに戻ることになった。
マーモンの体調だけが心配だったが、強欲のアルコバレーノにはそれよりも自分の金融資産のほうが気になったようで、スクアーロの帰国に一切文句を言わなかった。

おかげでベルフェゴールは不満たらたらなのだ。

(中略)

「そんなに慌てて帰ったの」
「打ち合わせしたその足で空港だぜ。マジ信じられないっての」
「どこぞのCEOみたいね」
「んなに慌てて帰ったってしょーがねーのにさぁ」
「スクちゃんにはそうでもないんでしょう」
「だったら一人で帰れっての」
「まだ監視ついてるんだから無茶言わないの」

シモンファミリーとの戦いにヴァリアーは一切かかわるべからずと、九代目自らがそう決めたのだ。
そうなったからには彼らが日本にいる理由がない。
スクアーロは体調が悪いので本国に帰りたいと帰国を申請し、(実際のところスクアーロが指輪戦で受けた傷はほとんど回復していたのだが)許可が出るよりも先に彼等はイタリアに戻ってしまっていた。

(中略)

「アナタだけ? スクちゃんはどうしたの?」
「朝飯食ったらまたボスんとこ行って戻ってこないんだけど」
「…あらまぁ」
「朝だってもうすんげぇボロボロでっさー、よろよろしてるんだぜ! こう、ふらふらしててさぁ」
「ベル、それはボロボロというよりやつれてるって言うんだよ。色やつれというんだったかな?」

王子の腕の中で黙っていた赤ん坊が口を開く。

「あらやだ」

少し色気のある話題に、オカマはわざとらしく口に手をやりながら階段を登った。
二人とも、気配はするのにコトリとも足音がしない。

「でさー、ホントに何もおみやげとかないのー?」
「そんなわけないでしょう。手土産に入れられたお菓子くらいは出せるから、お茶にしましょう」
「やったー」
「それはなんだい?」
「お茶の時間のお楽しみよ」

どうやらスクアーロは元気なようだった。

継承式で日本に行く前から、ボスとその副官の関係はどこか、殺伐とした探り合いから、淡い色を含んだ関係になっているような気がしたが、どうやら自分がいない間に、それは一層濃く色づいてきたらしい。

色欲の名をもつオカマの足取りは軽い。

「着替えてきたらお茶しましょ」
「遅れたら殺す」
「遅刻したら罰金だよ」

口の減らない子供たちねぇ、そんなことを思いながら私室に戻ったルッスーリアは、一週間ぶりの自室がなんだか、ひどく懐かしくもののように感じてしまっていた。

--------------------------------------------
冬コミ予定の本
継承式からアルコバレーノ戦までの間を勝手に捏造する話(の予定)

拍手[6回]

ヴァリアー楽しそうだなぁ!!!

なんかもうヴァリアー本当に楽しそうだなぁあ!!!
スクさんが大口開けて笑ってるのが凄く可愛いっていうか凄いうれしいよ!!
まるで子供みたいなボスさんの態度にみんな「やっぱボスだなぁ!」っておまえら甘やかしすぎだろー!!!
10年後の世界でもフランが「本当にボスって強いんですか?」とか突っ込んでいたけどそれってこういう幹部の方々の毎日の態度にあるってことなのかしら…!??
いいけど!!

ボスがもりもりご飯を食べているのはちょっと楽しいでいいです! というか今実は成長期来てるんじゃないの…?? リアル16歳なボスがたまりません。

それにしてもヴァリアーさんはボスが好きだなー。そこがなんか嬉しいよ!!
争奪戦間の殺伐とした感じがなくなっていて、これが十年後のあのエロい嫁よエロいボスになっていくのかと思うとあれ、なんか口から出(ry)

出るんじゃないかと思ってたけどここで来るのかスパナと正チャン!
かわいい!ものすごくかわいい!一番14歳なエンジニアコンビ!!

今週は冒頭が普通にDHというかHD過ぎてすげーなーとつい感心してしまいました…。まぁヒバリさんには自分まったく滾らないのでへーそーふーんなんですが。
でもこんな薄い本すげーありそう~~。この冬も出てそうです。

しかし百蘭と共闘って思ったより早くきたなぁ…気がつけばコミケの時期にヴァリアーさんが出るのも毎年のことのような気がしてきました。嬉しいけど大変だwwww

おかげでがっつり冬コミの本のオチが出てきました!ありがとう ボス!!
それにしてもボスがもりもりご飯食べてるのはなんか嬉しいですねー。鮫さんはご飯食べてるボスを見ながらいきなり感慨にふけったりしてそうだな。というかそんなのはもう超えちゃったから大笑いしてんだろーなーww

ボスの本気を心配するとは、マーモンもフランもさすが霧の守護者だねぇ~~。

拍手[3回]

早いよぉおおお

12月は走るように去るといいますがマジ早いー!!!
ここ一週間は急に寒くなってしまって、もう寒いのでとにかく暗くなるとすぐに寝てしまうという悪循環…。何もしないで寝てしまうとかひどすぎる。
猫が離せません。
ヌックミーもいいな~~と思ってましたがこの着る毛布がすごくいいらしいです…。
手が動かせるので家作業中には最高!らしいと漫画家さんがツイートしてました。



ちょっと魔法使いのローブみたいですね。

あまりの寒さにボスがこれ着てたらかわいいな~~。
これを着て仕事してるの。ヴァリアーのアジトで。これ買ってきそうなのはルッスかな~~鮫さんはあまり思いつかないかもしれない。
「寒いっておっしゃってたので、試しにいかがかしら。駄目だったら捨ててくださいな、そんなに高いものでもありませんから」とか言いつつボスに差し入れ。
最初は全然着るつもりはなかったのに、あまりに寒い日が続いて、もちろん鮫さんがいなくって、しょーがないので着てみたら暖かい!!ということに驚いて仕事中ずっと着てるとか可愛いな~~!!!

鮫さんが戻ってくる前にちょっとかっこ悪いかな…と思って脱いでしまうボス、脱いでソファに置いたまま鮫さん帰宅~おかえりのちゅー、抱っこしてナデナデ、事後報告、(ご飯まだだったらごはん)、入浴、同衾していい感じにあはんうふんした翌朝、シャワー浴びて着る服探してる鮫さんがそれを発見して「なんだこれ?」とか思って着る鮫さん。
起きて着替えようとしたら着る毛布を着ている鮫さんを見たボスはどんな反応するかな~~??
↑この展開だと三十路ボスカスだから、なんだろうな~~??
これマンガだったらすげー間抜けで可愛くてムラッ&イラッってするだろうな~~。

我が家はすごく寒いのでホントにこれ欲しいですな…。しかし本当に魔法使いみたいだなー。
三十路スクたんがこれ着てマジで魔法使いみたいになったらそれはそれでかわいいじゃないか…!!!

今週もヴァリアーさんが活躍してるそうなので楽しみです…!!

拍手[4回]

黒曜さんちはツッコミが骸さんしかいないんでしょうか

「こういう同人誌読んだことあるような気がする」みたいなステキな展開でした今週の復活。
よもや本人は本誌でガチでパイナップルなかぶりものをするとかなんですかこれ…。
パイナップルとリンゴとイチゴとかどこから出してきたんですかそのかぶりもの。
作ってるのか。作ったのか、ああん??
黒曜さんちは和んでいるのかそうでないのかわからないところがいいですね!!(にこやかに)
並盛さんちは中学生らしくてなんかなごむわー。父親との初めての確執なんじゃないのかな…ツナにとっては。
ディーノさん英語教師とか何その同人ネタ…

表紙に全部のチームの勝敗が出ているのが親切でありがたいです…チミキャラかわいい…www
γと白蘭が仲悪いのは想定内ですが、デイジーと太猿が仲良しなのが可愛いwwなごむww誰かさっそくお話書いてそうだな~かわいいな~~あそこのチームはなんか年齢が高いのと低いのが混ざっていて楽しいわww 他のメンツがどんなふうに仲良くなったんでしょうか…ご飯食べるところを考えただけで楽しいです。

他のマンガはこれから読みます。しかし新年1号…一年早い…!!

拍手[4回]

PC具合悪いなぁ

プリンターに繋がっているPCの具合が悪いので電源落とさずにいるんですが、3日に一回くらい再起動かけないとキャッシュたまって重い重い。
プリンターは元気に動いてますがインク交換するたびに中のスポンジが黒くなってきていてドキドキです。黒インク使役しすぎなのはわかってるよ…。
製本が死ぬほど大変なのはわかっているのにまた表紙にラミかけたい病が発病しそうです。
おさえろ!

カタログが発売され今年からカタロムがDVDになってそのネットワーク更新も締め切りが近づいてきております。更新しながら表紙のデザインとか考えてなくてうわああ。
冬コミは秋葉さんで紙を買うのが大切なミッションです。気がつくとなくなってるとかね…もうね……(笑)。

ドール改造熱とかあみぐるみ熱とか上がってきてヤバイです…どうすんだ\(^o^)/
でもスクさんはドール改造で割と簡単に出来る気はする。ボスのほうが難しそうな感じ…なんといっても普通にペイントするのも難しいし、アイ入れるなら普通に赤い目とか探すのが大変じゃないかな…スクさんのブルーグレーの目は自作や海外輸入で売ってるところがありましたが、赤い目はまず見つからないですねー。
ボークスのSDでフルチョイスせんとあかんかも…な感じ。

イベントの予定を聞かれましたが、ホントに半年先のことはわからないとしか言いようがないです。
WJ系はイベント出すぎです。
いままでコミケとオンリーで年4回くらいのサークル参加回数だったのに、一気に倍以上とか出るようになりましたからね…。
まぁでもまだしばらくはXSやってると思います。読んでる人のほうが先にいなくなりそうですが(笑)。
まだ4年目だしね~。原作続いてるしちゃんと出演してるんで、辞める理由は今のところそっちではないですね。
今までやった数多くのジャンルの中で今が一番恵まれていますもん。
こんなにいつまでもちゃんと出してもらえるなんて初めてですから! 
表紙でカラーになったし!! 
敵キャラのナンバー2なのに!! 
●●●の時は最後は☓☓だったのが急に◇◇に●●されて血反吐を吐いて作者を呪ったものでした…。


拍手[1回]

年の最後のごあいさつ・1

「ちょーっと失敗したなぁ、って思ってんじゃねー? スクアーロたいちょー」

特徴的なかたちのナイフを手元で弄る金髪の王子さまの声は、話の中身の割には浮かれているように聞こえる。

「そうねぇ、ちょっともったいなかったとか、思ってるんじゃない?」

優雅に小指をたてて紅茶を飲む、オカマの口調にも隠し切れない感嘆が滲んでいる。

「そんなことを今言っても仕方なかろう」

至極最もな口調で背筋をびしっと伸ばし、完璧なマナーで紅茶を飲む雷撃の射手ですら、本気でそんなことを言っているわけではない。

「うるせぇぞぉ゛お゛!」

ふてくされているようにすら思える口調で、普段の半分くらいの声の大きさで答える、銀色と白と黒で作られた美麗な青年だけが、少しばかり不機嫌だ。

「君たち、本気でそう思ってるわけじゃないだろうね?」

口調は不穏だが、目元を隠した赤ん坊の言葉は、本意かどうか、判別し難い。

「そんなことないけどっさー、こうなってくるとアレだよなー、あのオッドアイやろーにバカガエルが持ってかれたの、もったいなかくねー?」
「今はカエルじゃないでしょ。まぁそれはともかく、もったいないというより、敵に塩送ったみたいなことになっちゃったわね」
「だってあいつ、まだ全然なっちゃいねーんだろ?」
「それはそうだけど…」
「あっちのボスとの相性が最高だかんなぁ」

アルコバレーノの戦いに参戦したヴァリアーの幹部の腕に巻かれた時計型の端末に、一回戦の戦歴が表示されている。一名も脱落者がいないのは当然として、その結果にはなかなか、彼等にとっては思わしくない結果が表示されていた。
負けた人員が表示されるのは嬉しいことだが、その結果といえば、彼等の予想以上に、善戦しているチームがあった。

「骸は霧の守護者だけあって、幻術使いだからなぁ。マーモンとやりあった時もそうだったが、幻術士ってのは基本、後方支援に思われているけどなぁ、あいつは実戦も出来るからよぉ」

実際には少し前、彼等の記憶の中ではなんだかひどく遠い昔のような、そんなふうにしてスクアーロが口を開く。

「幻術士ってのは性質が悪ィ。勝てると思わせておいてさらっと敗けることもあるからなぁ。目で見たものが正しくねぇってだけで、結構やられちまうことがあるからなぁ」

十年後の記憶の中で、そういう相手に手こずった、苦い思い出が蘇る。
実際体験したわけではないのに、それが「あった」ことのように感じることは不快でしかない。特にスクアーロにとっての、「勝利ではない」記憶となれば、なおさらだ。
確かにあの時代、あの時点で、剣と幻術の腕だけで言えば最高ランクに数えられるあの男、通名にすら幻を抱く男との戦いのいやらしさを思い出して、スクアーロは苦い気分になる。
幻術を操る相手との戦いは、結局「どちらがより強く相手を凌駕出来るのか」ということに限る。
相手の意識といかに闘うか、相手の意識をいかに飲み込むかが勝負で、しかもそれはほぼ一瞬で決まるのだ。
元から幻術士は数が少なく、実戦の表にたってくるようなことが少ないから、実戦の経験を積むことも難しい。幻術を使っていることをさとらせないのが本物の幻術士で、だから作戦に幻術士が関わっていることを知らない、気が付かないことも多いのだ。

「骸はまぁ、なんつーか全然、表にたって闘いたがるような男じゃねぇけどよぉー。本気出したらえげつねぇだろうってことはわかるぜぇ。特に今のやつはなぁ、ヴィアンチェに収監された十年の記憶があるんだろぉ? 本気出してくるはずだぜぇ」
「うっわー、なんか想像したら気持ち悪いなぁ」
「そんな男にフランをやったのはまずかったかぜぇー」
「そうかい?」

霧のアルコバレーノはイライラしているスクアーロに対して、いたって冷静な口調で返してくるばかりだ。

「今のフランは十年分の記憶がないんだろ? まだ子供だし、幻術士としては未知数なんだろう。それを「使える」ようにするのは、相当面倒だと思うよ」
「そうなのかぁ?」
「スクアーロ、君が部下を鍛えるのと一緒にしないでくれないか」

飲み干したカップをテーブルに置いたマーモンが、自分を見つめている幹部たちに目をやってから口を開く。

「幻術士を教育するのは幻術士でないと難しいんだよ。十年後はどうだったか知らないけど、ヴァリアーにフランが来た時はもう大人だったんだろ? ある程度の力はあったはずだ」
「そりゃそうだぁ。半人前がヴァリアーの幹部になれるわけがねぇ」
「あんな子供が幹部になれるほど、すごい幻術士だったってことは、つまりヴァリアーに来た段階で、相当アレは「出来ていた」ってことだよ。そうなると、それを使えるようにした人間がいたってことだ。フランはもともと、ボスが預かった子なんだろ?」
「そこらへんはよくわかんないけど、そんなこと言ってたらしーし」
「骸ちゃんはともかく、髑髏ちゃんは結構ヴァリアーに来てたらしいわよねぇ」
「だとしたら、骸がフランに教えたんだね。実体ではなかっただろうけど」
「どういうことだぁ」
「幻術士を教えるのに、実体は必要ないってことさ」
「意味わかんねぇぞぉ」
「君たちが今のフランを引きとっても、何も出来ないってことさ。ボク以外はね」
「なんだとぉ」
「あら、そうなのぉ?」
「そうだよ」

 赤ん坊の口調はいつも無愛想なので、感情の機微がわかりにくいが、彼等のボスほどではない。幻術は精神の戦いで、それを制するためには自分を律しなくてはならないのだ。つまり、自分の感情をコントロールできなければ、いざというときに負けてしまうことを、この赤ん坊はよく知っている。  どんな過去があるのかを、ここにいる誰も知らないけれども。

拍手[5回]

お父さんwww

フランはあっち入ってるんじゃないかと思ってましたが凄い馴染んでる…子供はご飯くれる人になつくので納得です。
しかし黒曜さん、いつの間に液晶テレビとか買ってるの!!!
建物がボロいのは骸様の幻術なの?? 実は結構中はキレイなの?? 電気代どうしてんの?? つーかデジタルテレビ見られるの?? B-CASカードの登録とかどうしてんのー!!??アンテナ線引き混んでるの?? 
黒耀さんちの電気代と水道代は払っているのかどうか気になります。

えーと、銀魂のアレ、メタ小説というかなんというか、選ばれた世界を創生する始まりの四人、ってなんだっけ…?? 凄いメタマンガ過ぎてびっくりでしたww いろいろなところが本気過ぎて来週がすごく気になる…!! セリフがガチ過ぎてたまりません。お登勢さんとラブホでベッドで同衾した翌週のときくらい次回が気になります。とにかく凄いの一言ですなぁ…大丈夫か空知。

しらほし姫はどうやって繁殖するのか気になるのは私だけだろうかw
魚だから体外受精すんのか…??

そしてやっぱりめだかちゃんのパンチラが本当にありがたくない…酷い\(^o^)/

拍手[1回]

通販連絡

ようやく秋の感謝祭りのバナーを下ろしました
冬コミは落選したのでそれ関係の連絡と来年の予定など
今のところ5月くらいまではザンスクでサークル参加する予定
WJはホント大変 

それにしてもコミケに単独ジャンルコードが女性向けでしばらく発生していないですね 
ここんとこ新規ジャンルコードは男性向けばかりなのでその時期に入ってきたのかもしれないです
(10年おきに男性向け~女性向けの潮目が出来るという説もあり、2008年あたりから男性向けの潮流になってきたという説もある)

通販のメールはすべて返信しております
発送はちょっと止まっておりましたが再開しました
遅くなってしまってすみません

ソーシャルゲーム巡回しすぎです…

拍手[2回]