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どこいった

せっかくリスト公開されているのに自分のSPわからん
はがきどこいった

コミケ申し込み終わりました
とりあえずまだXS終わらんよ!
久々に絵描いたっつーかコミケカットしか絵を描かないので劣化すげーですね
今回用意してる本に絵を描きたいんだけどそんな余裕あるかしら…
まぁ頑張ります☆

それにしても今年のアニメカレンダーの1枚目
確かに援助交際みたいでなんか犯罪臭がする

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にゃんにゃん

2月2日はにゃんにゃんwの日ということで
一日ベッドでにゃんにゃんするざんすくを妄想して楽しむいちにち

…なのになんでいちにち頭の中を夏目友人帳肆のOPが廻っているの…
いやあれ確かににゃんこ先生だけどさ…

ざんすくさんたちはあの世界だと名取と柊あたりですね~祓い師と使い魔。
鮫さんがあの文言を書いた紙を額に貼ってるのはちょっと萌えるのう…顔見せないようにしてるんだよ実は。

それにしても寒いですねー!!
毎日湯たんぽ入れてすごい早く布団に入って作業してるんですが、気がつくとそのままの姿勢で寝てるんだな…ハハハハww
湯たんぽ+羽毛布団二枚重ねの中にヒートテック二枚重ね+Tシャツ+フリース+上着+指抜き手袋で作業しているので風邪は平気です。あと帽子もかぶってる…。
最近家の中でもずっと帽子かぶってます。おかげで髪の毛が常にぺたんこで額が痛いです…。

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今週のWJ

寒くて寒くて買い物に行くのも嫌になる今週ですが皆様いかがお過ごしでしょうか??
いやーさみーですねー!!
ということで月火と買い物に行けなくてようやく買ってきたWJ。
リボ本編はリボさまのかっこよさに痺れて終わりそうですが、アニメイトのアンケートには皆様投票したでしょうか?
ヴァリアー四人じゃないよ~!!と思いつつも、学校とか体操服とかにあわね~~!となってしまってあら大変。
選択肢すくねーなヲイ! と思いつつちまちま投票しております…。
でも私服で街中ってそれデー(ry)

この前からぬら孫恐山編における竜二の扱いがとても気になっています。つーかまだ高校生だったんだ!?という衝撃の事実から抜けていないというか。
今週号はいつの間にかあの人が受になってちょっとフイタ…>そこか

ちょっと気になって某英霊アニメの戦車男と教授を彷徨いつつ、ホントこう、情念系のキャラホント好きね…と実感して呆然。あとロンゲ問答無用だった…。
鮫さんがボスの英霊召喚したらそれだけでなんか泣きそうな気分であります。

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寒い!

毎年のことですが、1月20日前後から2月4日の立春までが寒さの底ト呼ばれる寒い時期でありますね。
毎年のことなのに「寒い!何もできない!」と唸ってしまうのは何故でしょう……。
灯油がガンガン減ってゆきます。

そして毎年この時期に「雪国のザンスク」とか「寒い夜のザンスク」とかいうお約束の妄想をして寒さを…どうにか……どうにか……出来るんかwww
毎年こう、「布団の中でスクアーロの手が触れてボスがびやぁあああってなって怒る」とか、「寝てる鮫さんの太股にへばりついて足の裏を太股に押し付けて変声ださせるボスさん」とか、そんなことばっかり考えております。
寒いと合体するのも大変だしね!!
ボスさんは冷暖房にケチケチしなさそうなので、ちゃんと服脱いで合体してくれそうなのがなによりです。男女でも寒いと合体しにくいのに男同士なら体緩めないと合体出来ないよー(´゚∀゚`;)>そこか!!
ゴム使わないと腹下すよ~~ルッスに怒られるよ~~~www

1月は阪神淡路大震災の日もあり、南関東で大きな地震がある可能性も高いという話もあり、いろいろ思うところがある月でしたが、やはり寒い一ケ月であります。
ああ…寒中見舞いまだ書いてな…(寒中見舞いは立春までです)

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マジリボーン様総攻!!!!

…でした……。
表紙から何からリボーン様総攻めすぎる! こわい!
アルコバレーノ全員食ってても問題ない! むしろして!!
天野先生の描くキャラの目元が本当に好きだな~~というか色っぽいな~~。
思わずひれ伏します。
ドMが覚醒するレベル!!

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残念な神が支配する・3

AM9:15

なんだかよくわからないがボスと俺の中身が入れ替わってしまったらしい。
一言で言えばそうなるが、しかしこの状況を受け入れるのはいかんともし難い。というか受け入れたくない。困る。
だというのに何故か、ボスはやけに柔軟にこの状況を受け入れていることに実は内心すごく驚いている。もっと怒ったりとかパニックしたりとか無茶なことをするのではないかと思っていたからだ。
俺があんまり驚いているから逆に冷静になってしまったということもありうる。仕方ない、俺が動揺するのは仕方ない。だってボスの体だ、毎日見ているボスの体の中に自分が入って体を動かしているというその状況がそもそも想像のキャパシティを超えている。信じられない。
だがしかし、これが現実、らしい。

食事で一番困ったのは食器の扱いかただった。
そもそも俺は元が左利きで、それを途中で右でも使えるようにと訓練したものだから、あまり食事のマナーがなっていない。どうしても食事途中で食器がぶつかってかちかち音を立ててしまうし、力がうまく入らないから、肉を切るのは下手ではないが、切り分けることがどうにも苦手だ。
なのに当然ながらボスの体でそんなことはなく、左手があるという状況で食事をするのがあまりに昔で、普通に思うとおりに左手が動くことに、ひどく感動してしまったのだ。それと同時に、ボスの指先のあまりに繊細で精密な動きにも、俺はひどく感動してしまっていた。

自分の体だというのに。
これではナルシストではないか。
そう思いながらも、中身がボスだと思うと、それでもいいような気がしてしまう。
なんだか自分の価値観がひっくりかえってしまいそうだった。
そんなに俺、ナルシストだったんだろうか。

食事はたぶんいつも通り、それなりにおいしいものだったんだろう。
ボスの体で食べているせいか、なんだか少し、物足りないような気がする。
味の感じ方が少し、違うような気がする。どこがどうという違いもわかるような、わからないような。
ボスの味覚はこんなに俺と違うんだろうか。
確かにボスの体の感覚は全然、自分のものと違うような気がする。自分のいつものつもりでいると、思ったより遠くに体が行ってしまう。指の関節が少し固い。手を回したりするとき、少しだけ可動域が狭い気がするが、それを補って余りある筋力がある。
シャワーを浴びてきたときは、あまりに動揺していてろくにボスの体を見る余裕もなかったが、ボスの体、なのだということを今頃になって感じている。
スムーズに繊細に動く左の指先が、自分の意思で動くことの不思議さに、なかなか慣れることが出来なかった。

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セレブ妻の戦いとな…!!

某サイトさんでひばりんと鮫さんの会話がセレブ妻の争いのようwwという意見があり、もうそうしか見えなくなりました…!!
すごい!まさにそれですね…!!
お父さん起きてー!なんか玄関先で凄い戦いが始まってるー!
…みたいな。

これをヴァリアーさんと風さんしか見ていないなんてもったいないです。
特等席を万単位で売り出すレベル…!!!
桟敷席のチケットはどこで買えますか

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残念な神が支配する・2

「どうやら中身が入れ替わったみてぇだな」
「……そうなる? のか??」

自分の顔が目の前で頭の悪いことをしゃべるのがこれほど腹が立つとは思わなかった。
思わず手が出そうになったが、自分を殴るのはなんだか嫌だったのでやめる。

「…殴らねぇのか?」

自分の顔でそんなことを言われるのは本当に腹が立つ。…というより情けない。

「自分殴るのなんか気持ち悪ぃだろ」
「……俺が俺を慰めるのもなんか変な感じだなぁ」
「言ってろ」
「……あのさぁ」
「なんだ」
「……やっぱいい」
「なんだ?」
「なんでもない」

何か言いかけて止める、そんなことを何度も繰り替えしていると、そういえば今気がついた。しかしそれはともかく、こんな格好でいつまでもいるわけにはいかないだろう。

「まずは服を着ろ。話はそれからだ」
「そ、そうだなぁ」
「…どこだ?」
「あんたがそこらへんに放り投げたんだろ…ん?これかぁ?」
「よこせ」
「あー、……っと、こっちじゃねぇな。これか」
「んー?」

普段引っ剥がしている服を着るというのは不思議な気持ちだ。肌触りがそもそも全然違うのが、なんだか不思議でしかたない。
カスザメは服を受け取ると、こちらを伺うように見上げてきた。

「先にシャワー使えよぉ…」
「ん? そうだな」

服を手にして浴室に入る。軽く汗を流して体を洗う。洗いながら鏡を見れば、そこにはいつも眺めているスクアーロの体があるのに毎回ぎょっとする。
髪は濡れると乾かすのが面倒なので濡らさないようにしたいが、これが結構難しい。どうやってカスザメはそれをやっているのかを思い出したが思い出せない。

案外、見ているようで見ていないものだということに気がつく。

鏡の中のスクアーロはいつも見ている顔のはずだが、やはりどこかイメージが違う。3次元で見ているものを2次元で見ているせいなのか、それとも中身が違うせいなのか。
こうして見ていても、確かにかなり、顔形が綺麗だな、と思う。肌も白くて肌理が細かく、傷以外に目立ったシミがないのが凄い。

普段目に見えるところには傷がないが、けれど、服で隠れるところには相当あちこちに傷があることを改めて確認する。二の腕や肩に切り傷、腹から胸にざっくり、鮫にかじられた跡が残っている。太股にも、足にもいくつか、これは大した傷ではない。
薄い傷、まだ新しい傷。新しい傷はそれほど大きなものではないが、やはり腹を横切る鮫の噛み傷は目立つ。
そうだ、血がめぐって発情すると、そこがうっすら赤くなって浮き上がってくるのだ。
それ以外にはやはり夕べの、夜の名残の痕跡。
こんなところにつけたのか、自分でもほとんど記憶がないところに噛んだ跡、吸った跡が散っているのを確認する。

幸い、体のほうはそれほど痛みを感じない。気になってあちこち探ってみたが、思った以上に痛くも痒くもなく、カスザメの頑丈ぶりを改めて実感した次第だった。

スクアーロの下着は確かに一回り小さいらしい。腕や足の動きが、普段より少し軽くて、どうにもこうにもバランスが取りにくいことこの上なかった。

入れ替わりにカスザメにシャワーを浴びさせる。自分の体をカスザメに扱わせるのはいささか不安が先にたつが、粗雑には扱わないだろうと考える。考えても仕方ないことでもあるし、まずは服を着て、この体に慣れなくてはならない。
左側が少し重い体を、どうやってコントロールしているのか、そう考えるとつくづく、化物だな、と思った。


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「結論から言うと原因はわからないね」

赤ん坊の言葉に隣でカスザメがうげっと悲鳴を上げる。もちろん俺の顔でだ。
その様子を他の幹部たちがどう対処していいのかわからない顔をして眺めている。そりゃそうだろうと思いながら、妙に自分が冷静なのにも驚いた。

「原因がわからないってなんだぉそらぁ!普通はなんかあんだろぉ!」
「何言ってるんだい、スクアーロ。わからないからわからないって言ってるんだよ。際前て合理的な発言じゃないか。いいかい」

赤ん坊はくっと頭を上げた。説明を始めるときのマーモンの癖だ。

「ボスとスクアーロの中身が入れ替わったのは、ほぼ間違いがない。
最初は幻覚かと思ったけど体はどっちも本物だったからね。
催眠や刷り込みでそう思わされているかもしれない可能性は否定出来ないけれど、君たちにそんなことをする理由がわからない。
する必要がどこにあるのかわからないし、いつそういうことになったのかがわからない。
時限つきで作動するならともかく、そうでないならボスの部屋にスクアーロに気配を察知されず、入ることが出来る人間がいるとも思えない。
君たち、夕べはセックスしてたんだろ?」
「まっ…!?」
「ああ」
「だったら一層わからないね。その時に何かあったのかとしか思えないけど、原因に心当たりがあるのかい?」
「あっ、あるわけねぇだろぉ!」
「記憶にないな」
「当事者がそんなこと言ってるなら本当にわからないよ。まぁよくある話では頭ぶつけると入れ替わるとかあるけどそういうわけでもなさそうだし。二三日様子を見て、それでもダメだったら考えたほうがいいんじゃないのかい」
「おまえなぁ…!」
「それしかないのか」
「媒介になる何かがあるかもしれないけど、今はまだ思い出せないのかもしれないしね。ボクも調べてみるけど、とりあえずは様子を見るしかないようだね。催眠か暗示だったらキーになる行為や言葉で覚めることもあるかもしれない」
「それを思い出せばいいのかぁ?」
「……面倒だな」
「様子を見るのは構わないわ、でも、今、スクちゃんは仕事入ってないけど、ボスはどうなさるのかしら」
話を聞いていたルッスーリアが口を挟む。
「大きなのは入ってない。この体でもなんとかなる」
「それなら大丈夫ね」
「う゛ぉいルッス、俺はいいのかぁ!?」
「ダメに決まってるじゃん…つーかボスの顔と声でスクのしゃべりって違和感ありまくり」
「ぐぬぬぬぬ…」
笑ってはいけないと思いながらも、口元が童謡の子猫のように上がってしまう王子が、楽しそうに話に茶々を入れる。

「少なくとも」
赤ん坊が話をまとめようとしてきた。
「一日はこのままで様子を見るしかないね。ボスは仕事で内勤だからいいけど、スクアーロはボスの外見で外に出るのはダメだから一日部屋にいてくれないか」
「俺だってやることあんだぞぉ!?」
「二階から下に降りるの禁止よ。ボスが普段のスクアーロみたいに大口あけて叫んでるの見られたら困るわ。アンタだってそんなボス、部下に見られるの嫌でしょ?」
「う゛、う゛ーっ………」
「俺は問題ない」

ヴァリアーのトップと副官が、二人並んでソファに座っているのはいつもの通りだが、その態度が全然違う。
スクアーロ(の外見)は腕を組んで背を深くソファに預け、足を組んでゆったりとくつろいでいるのに対し、ザンザス(の外見)は浅く腰を下ろし、背をまっすぐ伸ばして、姿勢よく座っている。じゃっかん開き気味の足を投げ出しているのもふくめてひどく新鮮で、王子もレヴィもルッスも、中身がスクアーロだということを忘れて見てしまった。
鷹揚に返事をするスクアーロは、外見は確かにスクアーロであるけれども、どこか威厳を備えていて、氷のような美貌が一層冴えて美しく、優雅で冷酷な王のイメージが増しているように見える。

「中身大事だねー。実感した」
王子はしみじみそう思った。
「確かにねぇ…スクちゃんがなんか、凄い美人で怖いくらいだわ」
オカマですらしみじみ、感嘆してうっとり、ため息をつく。

「…ここで話をしていても仕方ないね。とりあえず御飯食べてからまた考えたらどうだい?」
「さんせー」
「そうね、お腹すいていたらろくなこと考えないわ」
「ボス…」
「そうだな。腹が減った」
「ボスさんそれでいいのかよ……」
「腹が減った。食べてから考える」
「じゃ、御飯にしましょ!」

原因も結果も解決方法もまったくわからないまま、とりあえず皆で朝食を食べる、というところに話が落ち着いた。つまりは皆、内心ではかなり、動揺していたのかもしれない。


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何故か思いついた小話…のつもりが小話ではなくなる予感がひしひしと

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残念な神が支配する・1

目が覚めたら目の前に自分の顔があった。


「…は?」

目を閉じた睫毛の長さには見覚えがないが、普段見ている顔とはかなり違う。そもそも色が全然違う。肌の色がそもそも違う。髪の色も全然違う。
これはいったいどこの誰だ、とザンザスは考えた。普通に。確かに普通に考えることだ、だってここは自分の記憶が確かならば、夕べ気持よく眠った自分のベッドだったからだ。
誰だこれは、と思ってまじまじ、その顔を見ていたらいきなり、それが目を、開いた。

赤い目だった。

「うぅ゛ぁあー??」

どこかで聞いたことがある声だったが、やけに音が高く感じる。明瞭な発音なのに音が大きい。

「ぁあ゛ー?? あ゛ぁ?」

声はともかく言い方は聞きなれた声だった。おかしい、カスザメの顔にそんな色はなかったはずだ。それにしても見覚えのある、顔だ…と、ザンザスはぼんやりした頭で考え、自分の顔の前に手を伸ばした。とりあえず、うるさい。

「あ゛…?」

驚くほど喉が痛かった。しかも、伸ばした手がやけに重かった。そしてバランスがおかしい。

「う゛おっ! なんで手があるんだぁ?? あぁあ? なんだぁこれ…?? あ゛っ!? うぉっ゛!? おぉお゛っ!?」

目の前の男の声がとにかくうるさい。カスザメの言い方に似ているような気がする、そう思ってザンザスは条件反射で手を伸ばしてその頭をつかもうとした。

出来なかった。

左手が重く、いつもつもりで手を伸ばしたら完全に目測を誤った。すかっと豪快に手は宙を切って、目の前の男の体にぶつかった。

「ぁあ? 何しやが……?? あ、れ…? なんで俺がいるんだぁ…??」

などと目の前の男が言った。

何言ってやがる、そう答えようとしたザンザスは、顔をあげた途端、耳元で聞き慣れない音がしたのにぎょっとした。
思わずがばっと上体を起こせば、ざらっと肌の上を、何かが流れて落ちる感触。
ぞわっと背筋に悪寒が走る。なんだこれは、気持ち悪い。

「あー? 俺? 俺じゃねぇ? ボス? ボスなのかぁ?」

目の前の男がそう言いながら起き上がった。
そうしてようやく、見覚えのある傷跡が視界に入った。毎日鏡の中で見ている腕の、零地点突破をくらった時の火傷の跡。

「……………………」

「ボスかぁ? 俺がボスなのかぁ?」

もしかしてこれは自分の顔なのか。

ザンザスは言葉を失ってアホみたいな顔をして目の前の男の顔を見た。自分の寝ている顔を見たことなどなかったから、まったく気が付かなかったが、確かにこれは鏡で見ている自分の顔に似ている。だが本当にこれが自分の顔だとはなかなか信じられない。
というかそもそもなんで自分の目の前に自分がいるのかわからない。

「ボス?」
「……カスか」
「うっわ、ひでぇ声だなぁ……まぁしょうがねぇかぁ……ボス、大丈夫かぁ?」
「………………」

じわじわ、現在の状況が理解できてきたザンザスの中に、じわじわ、衝撃の波紋が広がってゆく。

「なぁ、大丈夫か? 俺、わかるか?」
「喉が痛ぇ」
「あんたのせいだろぉ」
「…………」

夕べのいろいろなあれこれを思い出して、ザンザスは眉間に皺を寄せるしかなかった。ということはアレでコレでソレだということか。その割にこの体は少し体が重い程度で、大したダメージがないらしい。

「そんな顔すんなよぉ。……何年あんたとつきあってると思ってんだぁ。…まぁ少しは痛ぇけど、そんなに残るようなことはねぇよ」

なんでわかった、と思いながらザンザスは体を起こした。少し関節のあちこちがきしんで動きにくい。だが全体的に非常に動きやすい、というか手も足も、感じている体の大きさよりはほんのすこし、数センチ程度は先に行くような感触がある。
なるほど、稼働域の広い柔軟な体というのはこういうものか。


洗面所の鏡の中には、確かに見慣れた自分の顔と、確かに毎日見ている顔が並んでいた。

「おい」
「なんだぁ?」

口と答えがいつもと逆なのを覗けば。



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