忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

SCCありがとうございました―!

SCCに来ていただいた皆様、ありがとうございました。
今回新刊を少ししか作っていなくてすみませんでした。
12日の大阪に委託をお願い出来るそうなので、今回間に合わなかった新刊が出せるかも…ということでちょっとまだ少し潜ります~。
それからたくさんの差し入れありがとうございました!

他にもあったんですが途中で食べちゃったのもあるのです…すみません…!

拍手[1回]

PR

SCCの新刊案内

お久しぶりですご無沙汰しております。
SCCでの新刊は匣生物話総集編「のけものきたりて」だけになりました。
これは2009年に発行した「あなたはきっとたいせつなひと」「犬が西向きゃ尾は東」の再録本です。
新書サイズで188P、予価1300円です。たぶん。
再録のみで書きおろしはありません。入れたら200P超えそうだったので断念しました…。
もう1冊準備していた本があったのですが、これは間に合えば12日の大阪で委託をお願いするかもしれません。すいません…。
新刊は書きおろしもないので、準備する部数は大変少ないです。
春シティ以降なかなか気力が湧かずいろいろなことが滞っていてすみません……。
今回は春シティで持参し忘れたメガヴァリ発行の「七つの大罪」を忘れずに持って行きたいと思います‥‥!
直前のお知らせですみません。当日お会い出来る方はよろしくお願いします。明日も寒そうなので冬装備で行ってもいいかしら‥‥。
当日はTiamo3、ザン☆ぷちのチラシを配布しておりますのでよろしくお願いします~!

拍手[1回]

試しに

75ミクロンのラミネートフィルムを使いたいな~と試行錯誤中。100ミクロンのものよりも薄いので、本のカバーにするには最適だと思いました。
SCCは匣生物モチーフのお話の総集編を出そうかと思っているので、それに使いたいと思っています。総集編は編集したら書きおろし入れる余地がなさそうなので、完全に自分の自己満足のためだけに作りそうな予感。文庫サイズにしたら250Pを超えたので、新書サイズで200P以下にしたいな…という野望。
まぁやらないことには話にならないので、手を動かすしかないですね~
今月に入ったら鬱々とした気分が上向いてきたので体を動かしているんですが、冬の間に体中にまとわりついたおにくが…おにくがおもしになって危険です……

拍手[1回]

ようやく最終巻買いました

ようやく最終巻買いました。その前も巻も買ってなかったので(買ったつもりでいた)一緒に購入。
これで最後なんだなぁ…と思うといろいろ感慨深いですね…。
ヴァリアーのアジトのストラップみたいなスクアーロがかわいくて、グッズ化したい欲望にかられます。
やっぱりヴァリアーの皆さんは対応がドライというかクールだな…という感を強くした次第。他のところとはやっぱり違うなー。
ボスの手がちゃんと動いていたのに改めて安心しています。

やはり本誌の最終回以降、微妙に気分が落ち込んでいて、なかなかお話を考える気力が湧かなかったようでしたが、なんだか最終巻を読み終わったら憑き物が憑きたようにスッキリしました。春になったせいもあるでしょうが…。
ザンスクのお話をまた、いろいろ考えられるようになったようです。
あの後の世界でどうやって生きているのかと、まるで現実にいる人のことのように彼等を思いつつ、天野先生には本当にご苦労様でした、と御礼申し上げます。

スクアーロは最後まで敬称付きだったのが地味に嬉しかったwwww

拍手[4回]

SCCスペース出てました!


3月HARUが終わったばかりだっていうのに…すでに5月のSPナンバー出てました。
こちらは東3ホールム13bです。
あと一ヶ月半しかない…おお…!ひー!!
今回ホントに精神的に沈んでいたんですが、春シティで久しぶりに皆さんとお話したのと、イベント後で参加した催しがすごかったので、一気に調子が戻りました。
出そうと思ってフォルダ作ってある話を順番に出したいと思います…!!
あとコピー本の製本方法の本を出してみたいですね…もちろんコピー本でw
カットに書いてあるクラシック云々というのは知人の知り合いの書いたもので、本当にただ書いただけなんですが、これがまた面白かったので本出してみたいなーと思ってるものです。
自分は全然クラシックの音の違いに興味が無いんですが、ある有名指揮者を相当ディスってるので、気分を害するかもしれません。まぁ同人誌ってそういうもんですからねー特に評論系は。

拍手[2回]

HARUシティ新刊出ました…

なんとか新刊出ました…!
久しぶりにオフラインページに追加してあります。
まだいろいろいじっている最中なので見苦しい部分があると思いますがご容赦ください。
新刊
「少年はそれを我慢できない」A5 P28 頒布価格300円 全年齢
16歳御曹司ザンザスと30代剣帝スクアーロの話。前に年齢差アンソロジーに寄稿した話が元になっていますが書いているうちになんだか影も形もなくなってしまいました。
熱出してぶっ倒れてるスクアーロとそれを気に病むザンザスの話。
少年はそれを我慢できない・表紙サンプル
本文サンプルは折りたたみからどうぞ!

拍手[2回]

Buon Compleanno!!スクアーロ

Buon Compleanno!!スクアーロ!!
神の作品がpixivにアップされているのをぐるぐる回ったり見たり聞いたりします!
何も準備できなくてごめん…搬入するのが手一杯…ごめんなさい…!
新刊出るかどうか本当にあやういです…。全然まとまらない…うう…
最終巻もまだ買えないとか何してんだーしょんぼり

人様の鮫誕を読みながらえぐえぐ泣いてるとかあるまじき

拍手[3回]

あと一週間!

一ヶ月が早いですなー! 春シティは前回に引き続き、TANGENTIALSideRさんの既刊と新刊を委託させていただきます。楽しみ~!
自分の原稿は予定していた話がどうにもおさまらず、悪戦苦闘中です。
メガヴァリの本の再版に死んでいます…せっかく買った薄いラミネの試用しないと

拍手[1回]

Buon Compleanno!!まであといくつ?

なんだか最近やたらとみんなが何かくれるなーと思っていた。
春だからか?
プレゼントはそんなに珍しいものでもない。自分だって行った先で気がつけば、あれこれ買ってくることもある。
昔はもうちょっといろいろ買ってきていたが、いつだったかルッスに「アンタのモノの趣味はすんごく限定されてるから、ワタシタチに買ってくるなら食べ物にしてちょうだい。それなら外れがないわ」と言われたことがあってから、なるべく口に入るものに限定して買ってきている。
それでも時々、どうしても、と思うことがあって、そういう時は思わず買ってきてしまうこともあるのだが。

「スクアーロ」

珍しいものがあるものだ。
報告書を出しに行ったあと、廊下を歩いていたらマーモンに声をかけられた。

「久しぶりだね。どうやら元気そうじゃない」
「俺ぁいつだって元気だぜぇ!」

アルコバレーノの呪いが解かれてから、マーモンはよく喋るようになった。内容はあまり褒められたものではないが、これは見た目と違うのだ。昔の話もよくするようになった。好き嫌いも素直に口にするようになったのは面白いことだった。
確かに少し、体が育っているのかもしれない。ベルがそんなことを口にしていた。

「それならいいけど。これあげるよ」
「おっ? おまえが何かよこすなんて珍しいなぁ?」
「ちょっとした気まぐれさ」

すっと目の前にやってきた赤ん坊が、マントの下から小さい手を出す。
その手の中にある小さい包みを受け取った。

「じゃあね。あ、ルッスが作ったケーキ、出してあるから食べなよ。ベルが戻ってくる前にさ」
「おう」

まるで義務を果たしたかのように、赤ん坊はふわふわ浮きながら、廊下をすーっと移動していく。
珍しいもんだな、と思いながら受け取った包みを眺めた。中身を知りたくて開けると、青いビーズがあしらってあるヘアクリップが入っている。

「これで髪の毛止めとけってことかぁ?」

時々髪の毛を止めているところを見られていたのだろう。シルバーの金具に青いビーズで魚のパーツが作られている。魚はちょっとアーロに似ている気がする。
隊服のポケットにそれを入れて、俺は部屋に戻った。

拍手[1回]

Buon Compleanno まであといくつ?

「おっ馬鹿鮫ハッケーン」

地下の酒蔵からワインを持ってくる途中に、ベルフェゴールに会う。ふらふらと重心のない歩き方は軽やかで、声に曇りも何もない。基本的にこいつはいつも機嫌がいい。というか、機嫌が悪い時は声をかけてこないのだ。言葉より先にナイフが飛んでくることが多いから、少なくとも俺を呼ぶ時は機嫌がいい時だ、ということになる。

「おう」
「なになにー? お使いしてんの?」
「ワインと食いもんとってきただけだぜぇ」
「いやーなんか? 顔見るの久しぶりだなって思ってさ?」
「そんなもんかぁー?」
「一週間くらい会ってないじゃん。二週間かも?」
「そうだったかぁー?」
「どっかでくたばってるんかと思ってたよ」
「それはてめぇだぁ」

大股で歩く周りを、ふわふわと歩きまわりながらついてくる。なんだかそんなこともひどく懐かしく、そういえば最近、王子はあまりまとわりつくことをしなくなった気がする。話では、俺がいない時にボスの部屋に入り浸っていることが多いとも聞くが、もちろん自分が不在の時のことなので、真偽のほどは定かではない。

「これからボスのとこ行くの?」
「まぁなぁー、珍しくボスさんがワイン飲んでるからなぁー」
「へーぇ?」
「つまみ作れってうるせぇからよぉ」
「甲斐甲斐しいねぇバカ鮫」
「バカは余計だろぉ」

昔はもっと装飾的な格好を好んでいたベルフェゴールは、最近めっきり服の趣味が変わった。色の趣味がワントーン彩度を落とし、肩や足を出さなくなった。
あんなに嫌っていたネクタイもちゃんと締めるようになったのには驚くばかりである。

「あのさー」
「なんだぁ?」
「バカ鮫に王子からの施ししてやるよー」
「は?」

ベルフェゴールは懐から、さっと一枚の薄いカードのようなものを取り出した。
それを器用に、ワインのボトルとオリーブオイルで漬けたマグロの瓶を持っている俺の懐に投げ入れる。

「なんだぁ!??」
「ボスの部屋に行く前に開けてみろよ~王子様やっさしぃー!」
「なんでこんなもん、おい!」

ベルは品物をすっと落ちないように開いたシャツから奥のほうに差し入れた。なんだこれ?
何をと聞く前に王子はひらりと踵を返し、すばやく立ち去ってしまう。その足取りの早いこと!

歩きながらそれを取り出すのは不可能に近かったから、一旦瓶とボトルを、廊下の張出し窓に置く。それからシャツの合わせに差し込まれたものを取り出した。
薄いカードかと思ったが、感触からするともう少し厚みがある。
封筒かと思って見れば、それを模したパッケージになっていて、入り口を蝋で封緘してある。なかなかに凝ってるじゃねぇかと思いながら開けると、中身はホワイトリネンのチーフだった。
薄く端にイニシャルが縫いとってあり、全体に透かしで斜めの細いラインが織り込まれている。
パーティに護衛で行く時に結構使うから、確かにあれば嬉しい代物だ。
しかしなんでこんなものを俺によこすんだ?
何かあったっけか、俺はそう思いながらパッケージにチーフをしまい、それを脇に挟んで、ボトルと瓶を持ちあげた。これをボスの部屋に持っていくのも危なそうで、一旦部屋に寄って置いてきてからまた行くことにした。

拍手[3回]