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夏コミの新刊です。


眺めのいい場所
A5 p36 頒布価格400円 18禁
夏なのでエロで!というそれだけの本です。
子ザンスクの初々しい話と三十路ザンスクのただれたお話の二本立て。
サンプルはどこをとってもエロなので折りたたんでおきます~。





悲鳴のような声があがる。

いやいやをするように左右に振られていた頭が、顎を引いて息をつめ、浅く、荒く息をすることしかできなくなる。感じ入ると声がかすれて甘くなる。
普段の割れた声とはまるきり別の、囁くような喘ぎ声をうまく鳴らすのがザンザスには楽しい。
太い指の間に挟み込んだスクアーロの乳嘴は、男のものとは思えないほど鮮やかな柘榴色に染め上げられている。そこに集まった血の多さは、指の腹にコリコリと抵抗を感じさせるほどだ。
まるでなってなかったこれを、これだけで極められるようにまで育てるのには時間がかかっている。
それも相当な。
乳房は大きいほうが好きだというイタリア男の例に漏れず、ザンザスもどちらかといえば女の乳は大きいほうが好ましいと思っている。
なのになぜ、脂肪などひとかけらもない平ぺったい男の胸を、至極丁寧に弄っているのだろうか、と思わないでもない。
それは逆説なのかもしれない。
女の体のようなまろみのないスクアーロの体の中を、作り替えてゆく楽しみは、ザンザスの征服欲を満足させるに値する行為だ。
頭のいい男にありがちな、難しいことに挑戦することに性的な快楽をおぼえる、という傾向がザンザスにもある。
男の性感帯を開発する、しかもそれがあのスクアーロであることに、ザンザスは興奮しているのだ、ということを認めざるをえない。
スクアーロを自分の女にするという遊びが楽しいのかもしれない。

遊び? これは遊びなのか? 
遊びだとしたらどれが遊びなのか? 
どこまでが遊びなのか? 
遊びだとしたら本気との境はどこだ? 
いつか終わるのか? いつ終わるのか? 
終わりはあるのか? 終わらせられるのか? 

「いっ」

息をつめたスクアーロがぶるぶると震える。
全身を固くしているスクアーロの、かわいそうなくらいに腫れ上がって血を集めた乳嘴を、指の腹できゅっと摘み上げれば、ふたたびスクアーロが信じられないくらい甘ったるい声を出した。
両手の親指と人差し指で、乳嘴を伸ばすようにして上に引く。
薄い胸の白い肌が赤くなってぴんと張り詰める。
限界まで引き絞ると、嫌、と薄い唇が震える。
あ、あ、痛みと快楽が混じった声。
スクアーロは被虐趣味がある。それも相当に。
しかもその対象がザンザスという男だけに限定されているから、ことさら始末が悪い。
ザンザスがすることはたいてい、スクアーロの中で快楽に変換されてしまう。それは楽しみでもあるが、楽しみを奪われているような気もすることもある。
贅沢な悩みだ。これも相当な。

「あっ、あっ、う、ううっ」

スクアーロは拡げた足を引き寄せて、膝をこすりあわせてはまた、ゆるく開くことを繰り返している。
いまだ乱されていないボトムの前盾に、ザンザスは一度も触れていない。
なのに、そこは気の毒なくらい大きく膨らんでいる。中はひどいことになっているだろう。
後ろからゆるく舐めていた耳たぶに歯を触れれば、スクアーロの体が硬直した。
齧られると思っているのだ。
確かに昔はよく歯を立てて、血を滲ませたことがあった。
今でも背中から見ると、スクアーロの左の耳たぶの後ろに、色が変わった部分が残っているほどだ。
それを見るたび、ひそかな後悔の念を感じる時期があった。
そうしないではいられなかった頃のことを思った。
思うとどうしても苦い気持ちになった。

昔のことだ。そう、昔の。

(中略)

あの頃のスクアーロに、自分がどれだけ傷つけられ、そして同時に救われたのか、今ならよくわかるからだ。
そう思いながら、固く凝った乳嘴をひねる。
少し力を入れすぎたらしい。スクアーロの声が悲鳴に近い音になった。

「あ、あうっ」
「どうだ、胸だけでイってみるか」
「えっ、やだ、それ、マジか…、いや、いやだ、ぁあ、あ!」
「やってみるか?」
「やだ、やめろって、ちゃんと触ってくれよ、なぁ、あ、あ、う……、あ」

拒否の言葉を吐く前に、スクアーロはびくんと大きく体を震わせる。
ザンザスは繊細な渦巻きの中に息を吹き込むようにして名前を呼ぶ。
スクアーロ、普段滅多に呼ばない名前を、口に出して呼んでみる。
そう、それだけでいい。
スクアーロはぶるぶる震えながら、背後のザンザスにしきりに腰を押しつける。
悩ましい官能に身をゆだねてしまいたくて、早く、もっと触ってくれと誘うように体を動かせた。
強請るスクアーロの動きはまるでダンスのようで、たちまちに色のない体から、甘い香りが漂ってくるような気がする。
その香りにやられて、ザンザスの忍耐力も途切れる。
焦らせるのは主眼ではない。
そうすることも時にはあるが、今日はそんな気分ではなかった。
ザンザスはすぐに前立てを手で包み込んでやった。
そのまま手の中にスクアーロを握りこんで、大きさを確かめるように指を動かせば、スクアーロが耐え切れないように息を吐き出した。
鼻にかかる声がやけに甘ったるく感じて、ザンザスも浅く息を吐く。
今日はなんだかスクアーロを見たい気分になった。
その姿を眺めていたい。
最初から最後まで、すべて。


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