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迷彩教室・3

 自転車のライトをつけて校門を出る。どこかでおむすびを買って食べてから、今度は塾にいかなくては。駅の反対側の塾まで、学校から少し距離がある。歩いていけないことはないが、自転車を持って帰らないといけないのだ。さて、今日は少し時間があるからスーパーの特売が狙えるかもしれない。安くなっていたらニ個買えないかな、そんなことを考えながら校門を出る。最近とてもお腹がすくのだ。
 自転車に乗って走り始めたらすぐに、カバンの中から音がした。相手を特定した着信音、これは別の学校に行っている友達からだ。なんだろうと思って自転車を止めてメールを見る。
「あ、なんでそんなこと急に…、」
 返信するのももどかしく電話番号を押す。飛び出し音が鳴る前に声がした。
「ちょっと今どこにいる?」
『駅前。拾って』
「今日は塾なんだよ」
『時間、あるよね? 少しでいい』
「…だったら何かおごってくれ。腹減ってる」
『サンドイッチ?』
「普通のにしてくれ」
『オッケ、待ってる』
 通話を切ってバックにしまいこむ。時間はない。スーパーの惣菜は諦めて、一目散に駅に向かった。

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迷彩教室・2

 帰宅を促す放送が流れる。部室は入ったときから電気をつけていたから気が付かなかったが、あたりはすっかり暗くなっている。日が暮れるのが早くなったな、と思いながら窓の外を見る。今日の分をバックアップを取ってからパソコンを止め、周辺機器の電源を落とす。念のためコンセントを抜いて、キーボードにカバーをかける。一応備品だし、今年買ったばかりの新品なので丁寧に扱うことにしているのだ。来年になったらそんなことは忘れてしまうのだろうけれど。
 椅子を整えて、窓の戸締りを確認する。ロックをかけて、カーテンを引く。荷物を取りこぼしていないのか、机の周りを確認してから部屋を出る。出口でもう一度部屋を見渡して、鍵を閉める。
 部屋の鍵を持って職員室へ向かう。
 向こうから副担任の鮫島先生が歩いてくるのが見えた。鍵を持った手を振って合図をする。先生に鍵を持って行ってもらえば、職員室を回らなくてすむだろう、と考えたからだ。
「おっ、もう戸締りしてくれたのかぁ?」
「今日は一人だったので」
「そっかー、部長は真面目なんだなぁ」
「一応部長ですから」
「そっかぁー」
 大きくてほそっこい手がわしゃわしゃと髪の毛をかき混ぜる。子供みたいだけど、そうやって先生に頭を撫でられるのは嫌いじゃない。
「プログラムコンテストに出るんだっけか?」
「はい」
「ガンバレよ」
「そこそこに。鍵、お願いします」
「おう。気をつけて帰れよー」
 鍵を渡して別れる。先生は暗闇の中でもわかる白い顔で、ひらひらと手を振っていた。

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迷彩教室

 部室にはいつも先客がいる。
「よー、元気?」
「いつも不思議なんだけど」
「なんだよ」
「キミいつ学校に来てんの?」
 椅子から立ち上がって席を譲られる。彼が座っているのは自分の席なのだ。
「俺は普通に来てるぜ、部長サン」
「君が学校にいるの、見たことないんだけど」
「そりゃしょうがねーだろ。九クラスもあるんだぜ、全員の行動がわかるわけねーだろ」
「それはそうだけど」
「ここで会えるんだから別にいいじゃねぇか」
 確かにそうだ。今時一学年九クラスもある高校なんて滅多にないのだ。ここが県下で一番の進学校でなければ、もっとずっと生徒の数は少なくなっていたことだろう。
「で、キミ何の用なんだい」
「別に? 部長さんの顔見に来ただけさ」
「そんなに暇ならちゃんと部活に出てくれないか」
「学祭の時は出ただろ?」
「そりゃそうだけど…」
「だったらいいだろ? じゃ」
 じゃらっと金属がこすれる音がして、彼は部室を出ていった。いつもそうだ。彼は俺の顔だけ見るとすぐに出ていってしまう。いったい何をしに来てるんだろう?
 それにしてもとにかく勉強の厳しさでは洒落にならないこの学校で、あそこまで身なりに気を使えるのはある意味凄いことだ。文武両道がモットーの並盛高校では、たとえ運動部だって放課後の補習を抜けることはできない。成績が悪ければ部活動だって禁止されて土日補習だし、もちろん運動部以外の生徒だって土曜日は補習授業があるから毎週学校に行く。授業の速度も早いし、それでいて学外活動も活発で、全校生徒は必ず何かの部活か同好会に所属していなくてはならないことになっている。とにかく忙しいので、中学ではそれなりに身なりに気を使っていた生徒も、どんどん構わなくなってくるのが常だ。男子校なせいもある。洗髪する時間、ドライヤーをかける時間、それすら惜しんで寝ていたい、という生徒が大半なのだ。その中で、彼があれだけ身なりに気を使っていることは、注目に値する。
「あれで赤点がないってのが凄いよなぁ」
 自分もバカではないと思っていたが、上には上がいるものだ。よほど時間の使い方がうまいのか、何か秘訣があるのだろう。
 椅子に座った後は考えことをしていても、手が勝手に情報準備室備え付けのパソコンのスイッチを入れ、プリンタのスイッチを入れ、メールの確認をしてしまう。セキュリティが正常かどうかを確認してからプログラムの入っているフォルダを起動。
 数字の羅列を追いかけ始めたら、彼のことはもう忘れてしまった。

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往復50回か~

とりあえず二人とも無事でよかった…とは思うけど
さらっと流してるけど全然大丈夫じゃないよねあの二人…

でもそれ以前にサラサラお化けと言われるほどのさらさら具合(擬音つき)がホントびっくり
そうだったん??
あと「…さん」付けなのはもしかして10年後のアレがあるからなのかもなー……とか思った
少しね

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なんと Σ(゚◇゚;)

どうやらプリンタの紙送りがイカれたらしい…Orz
延長保証がまだ残っているので、修理に出したい次第であります。
カセットからの印刷は出来るみたいですが…。
文庫本はA5に切った紙を入れて使っているんですが、多分この紙のキリクズがどこかに挟まったか、サイズが小さいので紙送りがうまくいかなくて部品がイカれたか、ってあたりじゃないでしょうかね…??(一応印刷出来る紙サイズではある)
文庫本の印刷が出来なくなるかもしれない…のでドキドキしています。
ようやく本文の紙揃えたのに使えないなんてありですか…orz
まぁ使いすぎなのは確かですが…いよいよビジネス用インクジェット買うしかないか??

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一週抜けてちゃった

結局先週のWJは見つけられなかったので一週抜けてるんですが、それにしても超展開だなリボは…DBラストの匂いがするっていうか…銀魂・リボ以降の新しいジャンル開発に手間取っていたところが、今年春の黒バスで手応えを掴んだような、そんな感じ? ですねー。鰤もアニメ終わったし、次の担い手は…というところなのかな。
などとWJの今後について思考を巡らせているのはアレだ、リボの展開が斜め上言っててちょっとびっくりだったせいでもあります(笑)。
ここにきてまさかの!川平の!おじさん!が!!出てくる!とか!!


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Buon Compleanno!!XANXUS!

ああああWJ買ってないので今週どうなってるのかわかんないんだけど(なんかいろいろあったらしい話は聞いたけど)、とにかくもXANXUSBuon Compleanno!!
RM6でがっつりザンスク充してきましたので今すごく心が穏やかなうえ、かつてないほどXANXUSが!ボスが!愛しい!!という三十路鮫のような気分に!!
川゚∀゚)Buon Compleanno!!
川リ_∂Buon Compleanno!!
∑∀゚)Buon Compleanno!!

(;´Д`)ハァハァボスちゃんってなんであんなに可哀想可愛いかっこエロいんだろう
まさに悪魔!悪魔ですよ!
悪魔は人を魅了しなくちゃいけないので誰よりも魅力的じゃないといけないのよー(;´Д`)ハァハァ
ぼすー!好きだー!けっこんしてくれー!スクとー!!

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SPARK7&RM6ありがとうございました!

遅くなりましたがSPARK7&RM6に来ていただいた皆様、ありがとうございました!
差し入れもたくさんいただきました。ありがとうございます。

中でも自宅の庭でとれたみかんを頂いたのには感激しました!
どうもありがとうございます!!!

買ったみかんより甘くておいしかった…!!

SPARK当日は雨で肌寒く、着ていた服では寒いかも??と思いましたがなんとかなりました。RM当日は天気がよくてよかったです。
SPARKの後は速攻ホテルに戻って買い物に行ってシャワーを浴び、御飯を食べて部屋でひたすら製本してました…。途中で表紙の紙がなくなったりしましたが、なんとかなりました。
ホテルの近くに安いお店があって、つい買い物に燃えてしまいました…事務用品とか凄い安くて、翌日イベントなかったら絶対買い物してましたね…地元の激安ホムセンより安かった…すげぇ…友人の実家の家族が東京に来るたびにあの店で買い物しまくる、というのもわかる気がします。製本用資材がむちゃくちゃ安かった…!!
RMでもたくさん本を買えて、いろいろな人とお話出来て、アフターで久々に皆さんと御飯食べられて、ホント楽しかったです。ぼっちじゃないアフターも久しぶり……(;´Д`)ウウッ…
連休+JOJOがあるのでたぶんジャンプ買えないだろうな~~と思いつつ、楽しいイベントでした。本を手に取ってくださった皆様、ありがとうございました!
通販は始まっておりますのでよろしければご利用ください。

在庫は「黄昏と暁の十二時間」以前の本はイベント頒布を終了いたします。通販は引き続き受け付けしております。「百獣の王、百花の王」は製本分が終了しましたので、頒布を終了します。
オフラインページも更新しなくては…。
ボス誕の話を書いているんですが、間に合いそうにありません…でもいつもと違ってイベント終わった後に数日でも日があるので、誕生日をおちついてお祝い出来るのが嬉しいですね。
本誌の展開は一体どうなってしまうのだろうか~指輪戦の当時の皆様もこんな気持ちだったのかしらん。

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見つからない

過去のブログ小話だったはず…と思って引っ張りだした話がどこに公開したのかさからないという罠。どうなってんのwww
時間が結構前後していてこれ収録したっけ?になってるのがなんとも。
「24Hours365Day」「天使の管弦悪魔の奏曲」「ゆれるまわるひらくおす」が再録本になるのかな??
そしてこれ以外にも書いた覚えがあるけどどこかに載せたっけ?みたいな話がぼろぼろ出てきてあらびっくり…書きかけの話がぼろぼろと…ああああ。
リボーンオンリーでだそうとか思ってた去年の書きかけの話とか出てきました…ザンスクじゃない話とかもう本に出来ない気がするんだけどどうしましょうかねホント。
さていい加減WJ買ってきて在庫製本します…他の人はそんなに使わないと思いますが自分は製本時に一番使うのは糊のなのでした…スティック糊が一回の製本で3、4本なくなるというw

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DLLできねー!

一回別の端末でDLLしちゃうとロックかかるのかな~と思いつつ、全然Gmailからの添付ファイルがDLL出来ないので混乱しております。ギャース!
久々の表紙作成は楽しいですな~やっぱり…うふw
先週末ハイキングに行ってきたんですがそこが案外楽しかったのでザンスクちゃんも行けばいいと思います! カワイイ! 日帰り温泉に入れ!>そこか
毎回日帰り温泉に入りたがるスクさんを「またかよ!」と思いつつ付き合うボスちゃんとかカワイイね! んでもって二人とも脱ぐと凄いんでザワッ…ってなるところまでお約束で!

カレンダー届きました! まだ浴衣ザンスクを生で見ていないんですが、これって超珍しい現代ちゃんなんだよね…!?現代ザンスクでグッズってもしかしてハマってから初めてだー!うれしー!!

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