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夫婦の肖像

年末年始に発売になるボスと鮫の絵馬とかお守りとかタオルとかをバリバリKonozamaで注文しているわけですが、どのグッズもとにかくボスの品の足がすげー速い。
別のグッズもスクアーロは残ってるけどザンザスだけ発売前に完売とかしてるんだよ…。
CGC白スーツの麗しいマウスパッドはボスだけ売り切れです。早いな。
でも七福神のタオルはスクアーロだけ品切れだったんだよね…今はどっちもないですが。
絵馬と一緒の発送を頼んだのでコミケ直前じゃないとこないのだ…残念!
スクアーロの七福神のタオルを買いに行きたい。

ところでジャンプフェスタで先行販売されるタペストリー、カレンダーのアレですよ。
やっぱりあれ、夫婦の肖像画だったみたいです。
ttp://www.broccoli.co.jp/event_sp/jf2011/goods_reborn.html
もうあの夫婦はこういう肖像画をヴァリアーの屋敷の階段にでも飾っておけばいいよ!

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触れてはならざるもの

その昔ボトムズというアニメにずっぽりハマったことがありまして…。
ちょっとこの土日、そのOVAを見ていたわけです。
一番近いレンタルはちょっと前のOVAなどまったく置いていないし、それ以上は車で遠征になるのでちょっと無理なので世界のようつべで…すいません…!
本屋もレンタルも次々なくなる、それが田舎。

いやー改めて自分の萌えの原点を自覚してなんだか呆然としました(笑)。一人で戦う人が好きな理由はここか…ここにあったのか…! とか思ったり。
この話、主人公が「生き延びるために全ての可能性をその個体が生存する方向へ「無理矢理」ねじまげる存在」という、主人公補正無限大な話なんですよねー。
で、主人公といればどんな戦いでも絶対に死なないという…しかもそれは本当にただ「死なない」っていうだけで、命以外は容赦なくガンガン奪われていくわけなんですけどね。尊厳とか誇りとか友人とか家族とか仲間とか恋人とかをことごとくガンガン失ってしまうわけです。
んでもってそんなスクたんを想像して悶えたわけですよwお約束のように(笑)
どんな無理で無謀な作戦でも必ず生き延びて帰ってくるスクたん、死にそうになっても絶対に死なないスクたん、どんなに死にそうな怪我しても怪我しても、信じられない速度で治ってしまうスクたん、自殺しようとしても出来なくて任務でミスっても死ななくて、でも一緒に行った部下とかは全員死んじゃって、でも一人だけ生きてるスクたん…とか考えていたら大変でした。悶えました。
ディーノに助けられたのもそういうことだったりするんだよ、「偶然」を無理矢理引き寄せたりするんだよ…柘榴に腕もがれたときとかも、その後のアレコレもみんな「偶然」そうなっただけだったりするんだったらそれはそれで…滾る…!と思ったんですが、最後がどう考えても可哀想過ぎて駄目でした。バッドエンドまっしぐらじゃねーかよ!みたいな。
ボスがフィアナポジかよ! と自分に突っ込みすぎました…あれ?おかしいな。
「触れてはいけないもの」として誰にも触れられぬ存在のスクたんが一目ぼれしたのがボスちゃんだとかそういう…あれ、そのままじゃねーか、萌えの原点同じじゃねーかアハハハwww

新刊の表紙を印刷してみたら相変わらずおかしかった

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よく言った

今週の復活はこれにつきる

炎真よく言ったその通りだもっと言ってやれ

ボスファンとか骸好きの血の叫びだよなあれ

32巻も買いました
綺麗な印刷の新妻が綺麗過ぎて目がつぶれた
さりげにモデル立ちするもふもふ22歳に天国行った もうしばらくこれで満足
あと読んでなかった回を補完して話通じた
兄がすげーいい子だ マジで兄は一番いいな 黒スーツの兄に改めてときめいたぜ ギャップ萌えかねこれは スクたんの黒スーツもそうか
それにしても新妻の美しさは異常だな なにがあった あーかわいいかわいい(∞)

・銀さん35歳説
・まずは再アニメ化おめでとうございます
・レベルEもおめでとうございます やっぱりざくろの枠だった
・棒といったら棒だった
・文系の青春はヘタな喧嘩
・鰤を始めて面白いと思った次第
・ハンコックのフィギュアのウエストが細すぎる件
・小松にフラグ立ってる
・高校生まぶしいぜ…!
・中学生微笑ましいぜ…!
・女同士のガチ勝負をガチで書くところがええ
・締めが王道だった
・個人的に「もう背表紙描かなくてすむ」が凄い生々しい発言(笑)
・まるだしは神の域に達してないかマジで

はぁああああの美しい新妻を28000円で売るわけか
旦那まで描いたら絶対もっと大きいお姉さんが買うのに…惜しいなぁ
せめて馬まで描こうぜ
ボスと馬が一緒にいたら28000円でもガンガン金払う大きなお姉さんがいると思うんだな
え? ボスと鮫が一緒でカラーだったらたぶん私は買いますな! だってポメラより安いし

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ねぐるしい

猫の重みに腰が痛いという本末転倒な朝、ボスはきっと一度や二度はハネムーンシンドロームという名の二の腕の血行不良になったことがあるに違いないと予想。勿論鮫を腕枕したり抱きしめて寝たせいで、ですよ…!ニヤニヤ。
抱きしめて寝てたら朝鮫の足がへんなところにのっかっていて腰が痛いとか、おかしな姿勢で抱き合っていたので肩が痛いとか背中が攣るとかそういうことがきっとあったに違いない…!
大木にすがりついてるセミみたいな格好でスクアーロが抱きついて寝ていて、おかげで腰が痛いとかいいと思うんだよな!(何がだ)
「何もやってねぇのに腰が痛いなんて!このドヵスがぁ!」…みたいな!!
スクアーロは何もなければ朝起きて顔洗ったら柔軟体操して義手のメンテナンスをしてヴァリアーの屋敷の周りをランニングするような気がします。少し食べてからランニングするのかな~どうなのかな~~

ポメラのガンダムモデルが12月10日に出るらしい…DM20の改良型らしい(上位機種)いいなーほしいなー実物この前触ってきましたがやっぱいいなーあれ起動早いのってやっぱいいわ あとネットつなげないのもいい ツイッターとかネサフしなくてすむ(笑)←鬼のようにザンスクサイトを巡ってるんで

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通販状況

長らくお待たせしておりました秋の感謝祭、入金確認された方の分を発送しました。
数名荷物作っていない方がいらっしゃるのですがそれ以外はだいたい…レターパックの方がまだ2名残っておりますが…。
ゆうメールで出したはずの発送をメモしておかなかったのが痛恨の出来事でした…送ったのかどうか?がわからない…。
レターパックの発送シールも貼っておく場所を決めておかなかったのであちこち探す羽目に。気をつけよう…。
一年前の本のあらぶり具合とか詰まり具合を読み返すと思い出しましたが今年はそんなでもない感じです。不思議。あらぶってるwww
本文用の紙とか見返しの紙とかいろいろ買い込みました。割引ハガキ一回しか使えないと思って買いすぎた。しかしまだ紙が送られてくるんだぜ…!
復活新刊買ってきます!!人気投票コメント楽しみだー!! きっとボスはまたツンデレww

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この現在と失われた未来

継承式編に入ってからすっとこう喉に小骨がひっかかっているみたいに気になっているんですが、未来編の未来の先の彼らはどうなっているんだろう?

彼らの記憶の中の過去は修正されているの?
その過去で修正されてしまった人はいないことになっているの?

十代目のノートからメモが消えてしまったということは、たぶん未来編へ続く過去はかなりの大きさで修正がされている…ということなんじゃないかと思うんです。
たぶん獄寺とビアンキの確執や山本の父親の死亡や、ハルの親は京子の親が行方不明になっていることや、イタリア旅行にいった綱吉の両親が行方不明だったこととかも含めて、修正されているのかもしれないかなぁ…と思うんですよね。
綱吉の両親は普通にイタリアに旅行に行って、ハルの親は家を空けずにそこにいて(もしかしたら親は海外に赴任してるとか、長期旅行してるとかいうふうに【修正】がされているんじゃないかとは思うんですが)、山本の父親はボンゴレの関係じゃないけれど、やっぱり別の理由で死んでしまっているかもしれなくて、獄寺とビアンキは十年前ほど確執は酷くないけれど、実は十年前よりも事情があって遠く離れていて、全然あえなくなっていて、かえって顔をあわせないとか…そういうこともあるんじゃないのかなー。

そしてジッショネロファミリーの壊滅と統合はなかったことになるとしても、十年前の段階で生きているアリアは多分やっぱりそのまま死ぬだろうし、もしかしたらユニという存在は「最初からいない」ことにされてしまうかもしれない。
実は未来編では生きているはずの幻騎士はやっぱりあの病気で数年前に死んでいることになっているかもしれなくて、だから剣帝100番勝負は成立していないかもしれない。
幻騎士が病気を治してもらう→白蘭への忠誠を誓う→剣帝100番勝負でわざと負ける→ジッショネロファミリーに戻るって流れだからそれでいいんだよね?
剣帝への道は山本のところに行ってるとは思うけれど、それをいつ見たのか、という記憶は修正されてしまっているのかもしれない。もしかしたら、十年前の山本が未来へ行って見た、と言う記憶そのものが「消えて」しまっているかもしれない。
そういうことにして、歴史の流れ、時間の流れを「修正」してるかもしれない。
γは未来編の後の時間軸では「いない」けれど、もしかしたらその「いない」記憶が修正されていて、実はもっと早い段階で死んでしまっているかもしれない。それこそアリアが死んだ後とかかもしれない、そのときに何か抗争でもあって、そのままγも死んでしまって、その抗争が元でミルフィオーレと合併した…とでもいうふうに、みなの記憶が【修正】されているかもしれない。そういうこともあるかもしれないし、それをおかしいと思っていても、たぶん「おかしい」というもとの記憶は、あっという間にみなから消えてしまうかもしれない。そうやって記憶が修正されてしまうことによって、たぶん何かが「書き換えられて」しまっているかもしれない。
最初はみなその違和感を知っているかもしれないけれど、多分周辺の人からどんどん記憶を失ってしまうかもしれない。もう一つの過去があったことを、覚えている人がいるとしたら、それは十年後の正一と綱吉だけかもしれないな…。雲雀とXANXUSは少しは覚えているかもしれないけど。

などということを時々考えて、まーアレだ、つまりは剣帝たんの左手どうなったのー!? ってことの理由をいろいろこねくりまわして考えているわけです(笑)。
まだそこか。そこなのか。
すでに2本も監禁話書いたのに、まだ書きたいらしいですよ…そんなに好きか! 監禁話が!! 好きなのか! 
好きだ! 
ダイスキだ!!(言った)

未来編終わる前からこねくり回している話をどうにかしたいらしくごねごねしてるというわけでして。それはいいから冬コミの原稿しろ

20Pくらい書いたエピソードが1枚くらいで終わるんじゃないかと思ったら削りたくなった
冬なのでイチャイチャ強化月間のつもり(まだやるか)
ボスも鮫も放置するとすぐ季節性欝になりたがるぜ 太陽の光浴びろ(暗殺者としてそれはどうよ)


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ロボコン

正一とスパナってワタシの中ではガチでリバだなってカンジかな~~。

「悪い、スパナ、俺は今日はやる気じゃない」「じゃウチにやらせて」「えー」「悪くしないから」「しょうがないなぁ」
みたいな。
「今日はどっちがいい?」「僕がやる」「ショーイチ? 珍しいね」「僕だってやるときはやるんだよ」「ジャッポーネはなんであんまりしたがらないのかなぁ」「そっくりそのまま返したいよ、なんでそんなにしたがるの」「? 気持ちいいし楽しいって思わない?」「僕は別にそこまでしなくてもいいよ。抱き合って眠っているだけで満足できる時もあるけど」「ふぅん? それでいいの? 若いのに枯れてるねシューイチ」「枯れてない!」
といいながら異文化交流みたいな?

単純に国民性の差でネコタチの回数に差が出そうだなぁ
お互いに勉強熱心なので意外とアレやコレはやってます(正一日本人ですから)
禁断の○○挿しも挑戦してそう…正一体硬そうだからうまくできなかったりするかも……

ただいまNHKで深夜に高専ロボコンの地区大会が放映されております。
ロボコンの出場メンバーの写真を見ていると、すげーナチュラルに正一がいるよね…(笑)。

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しとぴっちゃん

シモンさんちのファミリー構造ってハイジ姉シモン弟みたいなカンジなのかしら…ハイジ完全にシモンの保護者みてーだぜ!
そしてPたんの足が本当に綺麗で垂涎。ヒールの高い靴履いてるのはそのせいかしら 
確かに獄寺はUMAかもしれないとは…時々…思うことがあるよ…うん
(それにしても継承式編はアニメの守護者編を踏まえての内容なので、アニメ見てない人にはわかんないネタが結構あるんじゃないのかしらん)
Pたんは普通に可愛いというか凄い女子だと思うわ 綱吉←獄寺←Pのストーカーロンドは洒落にならんがな!!「いたんですか」「いました。…ずっと」@絶望先生

あとシモンファミリーの属性がボンゴレの反作用…と思ったんだけど、属性の適性は同じなんじゃないのかな…?と思ったり。
嵐=分解ってことは沼=発酵とも意味は同じだよね?発酵ってのは分解することだから…。
晴=活性が森に対するのも意味はわかる…森は活性と鎮静を繰り返す場所、晴の作用があってこその森=光合成でもあることだし…雷=硬化と岩との関連性もわかる。岩は地面が硬化したものだからなー。自然の作用で硬化したもの=岩であり、地面であると思えば、岩は森に通じるところがあるのかもねー。
ハイジが氷ってことはあれ雲=増殖とは対する作用なのかな?

嵐=「100を1に数を減らす(もしくは1をさらに小さい100に数を増やす?)」
晴=「1を100に質量を増やす」
雷=「1を1のままにする」
霧=「0を1にする、1を0にする」
雨=「100の質量を1にする」
雲=「1を100に数を増やす」
ということなのか…ということを考えつつ、その概念をどう適応させるかってことかな…?
ハイジの氷は「物質の運動を止めることによって質量を増やす」ってことになるのかな…?
などというどうでもいいことを考えてニヤニヤしております。設定マニアの血が騒ぐ…。

鳴門と鰤は話の筋をまったく知らないけど一応目を通しているんですが、鰤は本当に画面構成がすばらしいな…! 話の内容とかわかんなくても目を奪われるんだもの。
連載が長くなるとどうしても登場人物が増えて、ポスターとか書くとキャラのさばき方が難しくなってくるんだけど、この人は本当にずばっとキャラの数減らすからなー。
ある意味ワンピと対極にある気はする。
尾田先生は鳥山の流れで、画面の隅々まで情報を書き込んで、それを読み解くことによって「世界」を読者に見せるんだけど(これはやっぱり元を正すと鼠王国やアメコミの方法だと思う)、久保先生は逆で、画面中の情報を極端に減らすことによって、キャラクターの存在感をものすごく大きくしてるんじゃないのかなーって気がする。キャラクターがただそこに立っているだけで、過去未来が伺い知れる(という想像を読者にさせる)ために、画面の中に書くものが少ないなーっていつも思うんですよねー。
ただし隙間がものすごく大きいので、読者が中に入りやすいな、とは思います。
特に女の子にはものすごく入りやすい。
そのさじ加減やっぱすげぇですな。
読みきりの話もさらっと書いてるけど怖い話だよね…。

今週は助っ人とほえがみの人気投票発表が面白かった。というか助っ人の人気投票の弄りすげぇ(笑)!助っ人のファンのマニアック加減もとんでもねぇ~~おまえらww 
孫は清明さま地獄編のほうがいいじゃん!とか言っては駄目ですかね…狐たんが最後までセーラー服だったのがいろんな意味でサービスです。ゴチでした…。
あと銀さんのヅラがもうとんでもなくていい。ヅラってこう、ドMなんだかドSなんだかわかんないけど、○○とか××××とか□□□□しても全然応えなさそうだよね。むしろする相手が萎えるというか、精神力耐久力で負けるというか…。ビッチで尻軽でもしょーがない気がしないでもない(それ違うやん)。

ジャンプフェスタで販売するブランケットってどんなんだろ…ジャンプショップで売ってるかな……
七福神タオルの鮫たんだけ密林で品切れで買いそびれたので兄友に買いに行きたい

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すっぱな

スパナたんに体を詳しく調べられる剣帝たん
最初は体のデータ所見 次は人体データ微に入り細に入り全身全部X線CTスキャンあれやこれや
最後は状況変化による負荷検査 普通に心臓に負荷 腎臓に負荷の後は精神的な負荷(協力者・ボス)
全身モニターされつつのおせくすにけだもののように乱れる剣帝たん 排泄する体液の量や時間や内容や上昇する体温ももちろん心音や脈拍も最初から最後までがっつりモニターされています
喘ぎ声の音量もモニターされてエクセルで表になって提出されたりするのだな
「開始10分までは音程が低めの音で断続的に、この部分の周波数が上がっているところは人体刺激によるものだね。皮膚への直接的な刺激で周波数が上がって、音程が約2度上がる。そのあとでしばらく心音は変化しないが、性器への直接的な皮膚刺激によって心拍数が10程度、脈拍が20%上昇しているようだ」
とかなんとかの詳細な報告が提出されるのは勿論ボスのところでござる
ボスはデータでしみじみと今後の夜の性生活の改善点を検討する……ってなんだこれは

すいません頭沸いてます

正一がデータから傾向と対策を検討して「求められる案件の改善策については、以下のことが考えられる。もっとよい改善策があると思われれば検討されたし」とか書くんか!? そうなんか!?
データの傾向と対策は入江が全部分析するんだろうな~~高度な知識を無駄に使ってるわ

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悪魔の城の悪魔の王様・4

やけに朝日がまぶしい。
目覚めは悪くないけれど、頭が動くには時間がかかる。仕事のために動かす脳みそも結局は体の一部、指を動かし手を動かせるのも、結局は体を動かすことに同じ。
思ったとおりに指を動かせるということは、体をコントロールできるということに同じだから、そうできるように、起きてから一連の動きを、そのために組み込む。つまりはプログラムするということと同じことだ。
起床からの一連の動作はつまりそういうことで、それに沿って動けば、朝食の前にちゃんと、体が準備が整っていることになる。
けれども。

その朝はちょっと違っていた。普段したことがないようなことを、つまり昨晩したせいだが、そのせいでなんだか、体がふわふわしているような気がするのだが。
スパナがヴァリアーの屋敷であてがわれたのは、二階の角のゲストルーム。外に繋がる通路の一番近くで、そこから階段を下りればすぐに裏側の通用口に出る。そこから別棟の技術室へすぐに入れて、移動するには便利な場所、襲撃されるには最適な場所を使っている。
シャワーバスがついたそれなりのワンルーム、トイレは別だがゲスト専用で、他にゲストはいないから、一人で使っているようなもの。
その部屋のベッドの上で起き上がり、シャワールームで汗を流しつつ顔を洗い、髭を剃る。歯を磨く。そうしながらぼんやり、夕べのことを思い出す。
アレが今回の「謝礼」ならば、それは相当価値がある。
「あれでよかったのかなぁ…」
もう一度思い出す。脳裏にデータを再現する。なるべく詳細に。巻き戻す記憶のリールの精度には、スパナは案外自信があるのだ。

朝食の席はすいぶん歯抜け状態だ。隣にいるカエルの少年も、上席にいる暗部の王も、その隣の副官もいない。

「スパナおはよう」
「おはよう……、あれ、みんないないの」
「フランは仕事よぉ。ボスとスクちゃんは部屋で取るから後で持っていくわ」
「部屋で?」
「そうよぉ。ボスの部屋で。夕べはお楽しみだったみたいねぇ」
「お楽しみ?」
「スクちゃんの腕、治ったんでしょ? ボス、夕べからご機嫌だったわ」
「そうだったの」
「そうよぉ」
「ふーん」

あれは機嫌がよかったのか。
珍しく饒舌にしゃべっていた赤目の王、寵臣を撫でまわしながらいつになく、口が回ってよく喋った。声が思いのほか低くて綺麗で、ぞくっとするような色気があって、耳にひっかかる不思議な声だったと思った。
機嫌よくスパナに喋りかけ、機嫌よく寵臣を撫で回していた。その寵臣はといえば、ろくに言葉も紡げずに、王の手指で弄繰り回されて、死にそうな悲鳴を上げていたのだ。
あれが「お楽しみ」ということか。そう解釈されているということ? ここでは、この、闇の国では。

「あれは機嫌がいいのか」
「なぁに? スパナちゃん」
「…なんでも。ルッス、ハムもっとちょうだい」
「あら、珍しいわね」
「おなかすいたから」
「そうなの? ハムだけでいい?」
「あとパン、もっと欲しい。二枚」
「じゃ切ってくるわ」

王子は珍しく黙って食べているし、ピアスの人は食事中ほとんど喋らない。
ヴァリアーの朝食は以外と静かだ。スクアーロがいなければ。

「ルッス。今日、午前中にショーイチが来る」
「話は聞いてるわ。何かケーキでも出しましょうか」
「ん、そだね。ルッスのおいしいケーキ出せば、少しはショーイチも安心するかも」
「なにを安心するの?」
「ショーイチ、ウチが取ってくわれるみたいなこと、いつも言ってるから」
「いやぁねぇ! そんなことするわけないじゃない! ワタシはもっとマッチョが好みよぉ!」
「知ってる。ショーイチやウチみたいなの、ルッスの趣味じゃないもんね」
「そうよぉ。あなたマッドサイエンティストってガラじゃないもんね」
「ウチの興味があることが出来るとこならなんでもいい」
「そーゆーとこ、こだわりなくていいわねぇ! ホント、アナタヴァリアーに向いてるんじゃなくて?」
「…スクアーロの、腕もだいたい、出来たし」
「そうねぇ、明日からまたうるさくなるでしょうよ」
レヴィが眉を潜めながらカフェに砂糖を入れているのが見える。
「ショーイチが迎えに来たから、帰る」
「えー、もう?」
 ようやく王子が声を出す。声はまだ眠そう。
「そうなの? タルトが余っちゃうわ」
「またくるから、今度はパイ作って。シナモンとジンジャーの効いた、オレンジのやつ」
「いいわよ」
「ふーん。…王子これからまた寝るから、見送りできないのが残念」
「ショーイチがおびえるからいいよ、来なくても」
「おまえ案外口悪ぃなー」
「ウチ、嘘は言わないから」
「……ちぇー、スパナ、おめーマジでイイ性格してるよなー」
「よくそういわれる」
「あら、ベルちゃん、もういいの?」
「眠くなる前に寝るー。今日王子非番だから声かけるなよー」
「はいはい」
だるそうに王子が席を立って部屋を出て行く。本当に眠いらしい。
「ルッス、ご飯おいしかった。ありがとう」
「あら嬉しいわ。他人に褒めてもらうのは嬉しいわね」
「なんかあったら呼んで。ご飯のお礼はする」
「ホント? なんでもいい?」
「死体の解体以外なら」
「あら、ワタシ解体するの趣味じゃないわ。解体すんのはベルちゃんかスクちゃんよぉ」
「そうなのか」
「あのこたち、切り刻むのダイスキだから」
「ふーん」

そんなことを匂わせていたことを思い出す。刃物の切れ味とはつまり、人の切れ味、ということなのか。なるほど、聞かなくてよかった。
そう言っていた綺麗なサカナは、解体されて食われていた。確かにあれは、おいしそうだ。機嫌のよい王様と、機嫌のよい銀鮫に、少しだけ味を、少しばかりその白身を、舐めさせてもらったメカニックエンジニアは、今朝思い出した記憶を、今度はすぐに記憶の引き出しから取り出して、眺める。

食後のカフェを飲みながら、記憶を巻き戻して、またきちんと引き出しにしまう。
機嫌のよいドン・ヴァリアー、声を出せない銀の鮫。あつらえた左手は違和感なく動いて、じれったそうに執務室の机の端を掴んでいたっけ。手袋の中の動きが見たかったけれど、さすがに持ち主の許可を得ずにそれをするのはあきらめた。
見てしまったらきっと、記憶のデータに支障が出る可能性が高かったから。




「元気そうだね、スパナ」
「ショーイチ、少し痩せたんじゃない?」
「君のせいで胃が痛いよ…」

そういって胃を押さえるまねをするけれど、それは本当に痛い証拠。入江は少し顔が青い。二人でプログラムを組んで、システムをいじくって、二人でキーボードとディスプレイを眺めているときくらいしか、最近正一が明るい顔をしていることがない。正一は真面目すぎるんだよな、とスパナは考える。

「ウチ、別に問題なくやってるって言ってるじゃん」
「そうだけどさ、…」
「心配なら、ショーイチもヴァリアーで暮らせばいいよ。しばらく」
「えー!? それ無理無理無理!! 僕死ぬから、そんなこと言わないでくれよ」
「ショーイチが思ってるほど、ここ、ひどくないよ。ご飯、おいしいし」
「…ホント?」
「ホント。ためしにそのケーキ、食べない? いらないならウチ、貰いたいんだけど」

二人の前にはポットにたっぷり注がれた紅茶と、大きく切り分けられたケーキがある。それ以外に大きな盆に、クッキーやマカロンが山と盛られて、色とりどりの菓子は花のよう。
二杯目の紅茶に砂糖とミルクを入れて、スパナはケーキを口にする。
黄金色に煮詰められたフィリング、アップルに杏を混ぜたジャムにシナモンをたっぷり。
いい香りに脳みそが空腹を訴える。

「あっ、スパナ」
「ショーヒチ、毒とか、はひってないはら」
「口にものを入れて喋らなくてもいいよ!」
「はへないならうひにそれちょうらひ」
「わかった、食べる、食べるから!」

ケーキを口に入れた入江は、目を見開いてスパナを見つめる。スパナはそれにこたえてうなずき、入江がさらに頷く。お皿の上のケーキがあっという間になくなる。
ショーイチ、ヴァリアーのご飯は本当においしいんだよ。ケーキなんて、食べたことないくらいおいしいだろ?
ヴァリアーのご飯がおいしい理由はなんかわかる。
王様とその寵臣がいつも、あんなに綺麗にキラキラしてるのは、ご飯にたっぷり、愛情とかいうものが振りかけられているせいなんだろう。
スクアーロにご飯を食べさせるのは楽しいもの、あの人に何かしてあげたくなるの、なんかわかる気がするもの。
ここのボスもあの、うるさくて元気で剛毅でキラキラしてるとびきり美人な銀の鮫に、たくさん何かを食べさせているんだろうな。

「僕、ヴァリアーってもっと怖いとこかと思ってた…」
「人数が少ないせいかな、どこも人がいなくて綺麗だよ。ボンゴレの半分以下しか人がいないんだってさ」
「そんなに少ないのかい?」
「少数精鋭っていうか、強くないとすぐに死んじゃうらしいから」
「ゲホッ」
「どうしたのショーイチ」
「ううん…そ、そうなんだ。スパナ、ザンザスとは会ったのかい?」
「会った。夕べも。機嫌よかったよ」
「そうなんだ」
「ウチ、ボンゴレ帰る」
「え、もういいの?」
「スクアーロの義手も作り終わったし、動いてるのも見たから、いい」
「そうなんだ…。荷物は」
「もうまとめてある」
「じゃ、ボスに、…ザンザスに、挨拶しなくていいのかい」
「いい。夕べしたから」
「そうなんだ。じゃ、僕もお礼を言ったほうがいいのかな」
「昼まで起きてこないから、起こすと怒られるかもしれない」
「そうなの? いつも? 朝遅いのかい?」
「今日はトクベツじゃないのかな。夕べはお楽しみだったみたいだから」
「…スパナ、君がそんな言い方をするなんて初耳だよ」
「ウチも初めて言った」

スパナの言葉に入江は我慢できずに笑い出した。腹をかかえて声を上げて、ひどく楽しそうにハハハと笑った。スパナもなんだか嬉しくて、笑いながら三杯目のお茶を飲む。ミルクと砂糖をたっぷり入れると、脳みそがはっきり、目が覚める。

「お茶のおかわりはいかがかしら? あら、少し顔色よくなったかしら、ショーイチちゃん」
「あっ、ありがとうございます! …ケーキ、おいしかったです!」
「あら、褒めてもらって嬉しいわ」
「ルッス姐さんのケーキ、凄い。これがしばらく食べられないなんて、ウチ悲しい。買ったケーキを食べながらルッスのケーキと比較する日々が始まると思うとうんざりする」
「まぁまぁまぁ! ごめんなさいねぇ、スパナちゃんを悲しませちゃうなんて、ワタシったら罪なオンナねぇ!」
「ケーキ食べに来てもいい?」
「ドンの許可を貰ったらね」
「そのときはショーイチ、よろしく」
「僕が取るの?」
「一緒にケーキ食べに来よう」
「ウチはパティスリーじゃないわよぉん」
「なんでも治すから呼んで、ルッス」
話をしながら紅茶のおかわりを入れて、ケーキの皿を下げる。手つきは優雅、骨ばった腕は男のものだけれど、指先は少女のようなベビーピンクがひらめく。
「ヴァリアーはどうだった?」
「楽しかった。みんながここのボスに心酔するの、ちょっとわかる」
「あらそうなの?」
「凄い魅力的。ウチ、誘惑されそうになった。悪魔だなって思った」
「悪魔は嫌いかしら?」
「ウチはスキ」
「そう。よかったわ」
にっこり、グロスを塗った唇が光る。

本当に、この城の王様は悪魔のよう。
人を誘惑するのが悪魔の仕事、人を堕落させるのが悪魔の本文。堕落は誘惑、誘惑は快楽。一番単純な快楽は性欲、肌の熱に理性を捨てさせ、けだものにさせてしまうこと。
そういえば悪魔の王の持つ匣は、獣の王の形をしていたのだったっけ。
さらに悪魔の王様に侍るのは銀の鮫、それは海洋の王の形代を持つ。
でも本当は本質はそれでなくて、悪夢を誘う夢の悪魔ではないのかと、そんなことをふと思う。男の夢を誘うのは、美しい女の姿をした悪魔、みだらな夢で精気を吸い取り、身も心もトリコにしてしまうらしい。
話に聞いた跳ね馬の執心も、雨の守護者の執着も、確かにあれなら納得も出来ようというもの。無意識の優しさ、美しい容貌、男を引き寄せるには十二分なその花の蜜は甘くて、一口舐めたらきっと、毒のように染みるだろう。
けれども人には過ぎたもの、それは悪魔、その名は大罪。
夢魔の誘いに勝てるのは、悪魔の城の王しかいないのだろう。

1と0の数字の間にも悪魔はいる、魔物は潜んでいることを、メカニックの青年は知っている。機械は悪魔でも天使でもある、つまりはどちらにも傾く、天秤棒の真ん中にいるということと同じ。
知識を得るために悪魔と取引をしたという話が数知れないとすれば、知識はつまり、罪悪なのだろう。神様の教義によれば。
いいや、本当は世界は神様の作ったゲームなのかもしれない。同じ世界の違うところに、あの人と同じ彼がいて、あの人と何度でも出会うことを考えてみれば、きっと。

「なんかいいことでもあったの、スパナ」
「イイコト? あったよ、たくさん」
「そう? 後で教えてくれないか」
「いいよ。おもしろかったよ、とても」

帰りの車の中でぼんやり、外を見ながらスパナは考える。ショーイチはパソコンを叩きながら話をする。本部のシステムを弄っているせいか、最近とても忙しいらしい。
ショーイチは割となんでも自分でやりたがって、人に仕事を任せたくないらしいけど、そんなことしてるといつか胃に穴が開くんじゃないのかな。

「ショーイチ」
「ん?」
「今夜、イイコト教えてあげる」
「今夜? なにかあるのかい?」
「ん。あっちのボスと、スクアーロに、教えてもらったことがあるんだ。だからね」
「ふーん?」

ウチも誘惑されたのかもしれない。おいしいご飯も堕落のうち、おいしいお菓子も堕落のうち。あの人たちは悪魔の城に住んでいる悪魔、人間を堕落させるのが仕事、地獄へ送るのが仕事なのかもしれない。
気持ちいいことを教えるのが仕事、気持ちよくなる方法を教えるのが仕事。そうして人を、奴隷のように使うのが仕事。

まぁ、ウチは別にどこでもいいんだけどね。
おいしいご飯と、おいしいお菓子と、好きなことが出来るなら、天使の宮殿でも、悪魔のお城でも、どこでもね。

そう思いながら、スパナは薄い唇を舐めた。

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終わりどころが見えないので無理矢理終わる

元はスパナはヴァリアー行っても凄い違和感なさそうって話をリボコンアフターにしてたところから…だったような?
一年間期間限定で出向してモスカの新型開発とか(剣帝さまの新しい義手作ったり←剣帝さまは無駄で無理な注文をするのであやうくロケットパンチみたいになりそうだった)いろいろなものを無駄に作りまくっているとかそういう話
ルッスのご飯がおいしくて一年で10キロくらい太ってムチムチに!ジャンニーニみたいになって正一に「スパナぁあああ!」って嘆かれるとか、ダイエットのため自家製の飴がシュガーレスなるとか(本末転倒)スパナ謹製の飴を「頭がよくなる飴」とかいって売り出してるとかそういうwww←最後のありそう

あっ一応まぐわってないから

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